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慢性腎臓病の治療薬 国内で初承認へ “患者は約1300万人”

NHKニュース
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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    タイトルがミスリーディングかもしれません。

    患者数は慢性腎臓病全体の人数を伝えていますが、ダパグリフロジンは全ての慢性腎臓病に有効性が知られているわけではありません。このような報道が出ると、慢性腎臓病を持つすべての患者さんが、誤解をして医療機関に問い合わせをしてしまうのではないでしょうか。

    ダパグリフロジンは、従来糖尿病の新たな治療薬として使用されてきましたが、最近では心不全やこの慢性腎臓病にも有効性が示されるようになり、適応拡大されてきた背景があります。

    米国ではすでに慢性腎臓病にも適応を有していますが、この薬剤が効果を発揮するのは、慢性腎臓病の中でも蛋白尿のある患者、または2型糖尿病のある患者です。また、ACE阻害剤やARBと呼ばれる降圧剤を使用している、ないしは副作用などの理由で使用できない場合の二次的な薬剤として使用されています。

    また、慢性腎臓病の治療として根本的な原因となる病気の治療は何より大切な要素であり、ダパグリフロジンはあくまでも補助的な治療となる点にも正しい理解が必要です。


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    専修大学 商学部教授

    英アストラゼネカ社が開発した「フォシーガ」は、ナトリウム・グルコース共輸送体(SGLT)2の選択的阻害剤に分類されています。SGLT2は近位尿細管でグルコース(糖類)を再吸収する役割を担っていますが、これを阻害することにより、腎尿細管でのグルコースの再吸収を抑制し、尿中グルコース排泄を促進することにより、空腹時及び食後の血糖コントロールを改善する効果を有し、糖尿病への適応が取れています。

    慢性心不全に対しても効能が取得できています。本来の作用であるSGLT2阻害による浸透圧性利尿作用及び血行力学的作用に加え、心筋線維化への二次的作用が関連している可能性があるなどとされています。

    SGLT2阻害薬を使用することで、血糖値を改善することはわかっていましたが、腎機能低下速度を抑える効果や尿蛋白が減る効果も認められていました。これに加え、「糖尿病のある・なしに関わらず、SGLT2阻害薬には腎機能低下速度を抑える効果がある」ことについて、数年以上前から、権威ある医学雑誌に研究成果が相次いで報告されており、アストラゼネカ社では「フォシーガ」を用いて臨床試験を行っていました。その結果を受け、2021年6月28日には、「欧州において、2型糖尿病合併の有無に関わらず、成人の慢性腎臓病(CKD)の治療薬として承認勧告を受けた」ことが、プレスリリースで発表されていました。今回の報道は、そのような背景の中で、国内で効能追加承認の方向性が示されたものです。

    Forxiga recommended for approval in the EU by CHMP for the treatment of patients with chronic kidney disease(2021年6月28日)
    https://www.astrazeneca.com/content/astraz/media-centre/press-releases/2021/forxiga-recommended-in-eu-for-patients-with-ckd.html

    糖尿病と慢性腎臓病は併発することが多いところ(記事に1300万人と書かれている人数の多くが含まれます)、日本では「糖尿病のない慢性腎臓病の患者には腎臓病薬として使うことができない医薬品」でしたので、この対象が保険適応となることは朗報です。


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    Interstellar Technologies K.K. Founder

    フォシーガ自費で飲んでます。糖質制限や腎機能低下を予防できる効果については糖の再吸収に関わる細胞のミトコンドリアに負荷をかけないことで活性酸素の発生を抑えられ細胞老化を防ぐことが指摘されています。

    https://youtu.be/IFrs4gVvxuo


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