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NewsPicks編集部のオリジナルニュース連載。いま知りたい注目ニュースを、わかりやすい解説や当事者インタビューなどでお届けする。
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自社ブランド商品の「無印良品」および「MUJI」を展開。衣服・雑貨、生活雑貨、食品などのオリジナル商品を通してライフスタイルを提案。カフェ、キャンプ場運営や、住宅販売も手掛ける。
業種
生活雑貨店
時価総額
6,938 億円
業績
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良品というコンセプトを突き詰め、原産地や製造国を含めたサプライチェーンの見直し、在庫の廃棄処分ゼロ、などをもっと全面に打ち出すべきではないでしょうか。
その結果として売上や利益がついてくる。
堂前次期社長の会見は、この管理部門の弱さについて、どんな認識を持たれているのか、解決のためにどれほど事業について高い解像度で見ているのか、率直に語っていただけるか。
そんなところを、質問で探りたいという取材者が多かったように思いました。
中計の内容は、ここ数年やってきたことの延長にあるという印象を受けました。より生活に近いところで店舗を展開するために、価格改定をやったり、食領域の強化もそれにあたります。
価格改定もこれまで何度もされていました、時にブランドの棄損になるのでは、という指摘もありましたが、ようやく目指されている事業の全体像が理解できた気がします。
この計画が実現した先には、売り場で売る商材の構成がおそらく全然変わっていく。ベットとか服など高額商品で、購入機会が少ないものではなく、より日常づかいの商品中心になっていく。ロゴは変わらないまでも、じわじわと中身を変わっていく。
そういうブランドの変化、拡大を目指す。
そのために、仕組みの強化をまずはやるとおっしゃっていました。採用面での目標人数など具体的な数字も出てきましたが、何よりも、足元の数字の動きに注目したいと思います。
東京在住自体は世界最大の旗艦店であった有楽町の無印良品に入り浸っていたのですが、今ではその店舗も無くなり、銀座店と東京有明店が引き継いでおり、あの頃から無印良品が変化を始めたように思います。国内では品質が良い割には廉価なイメージがあるものの、国外では日本からやって来た高級ブランドに思われているため、比較的富裕層向けのブランドとなっていますので、国内外のイメージを揃えていくことも必要でしょう。
ファーストリテイリング出身の新社長が、無印良品のブランドイメージをしっかりと把握していなければ迷走することになり、2030年に売り上げ3兆円という目標は達成が難しくなってしまうかも知れません。無印良品を支える一人としては、変えなければならないところを見つけて変化を起こし、変えてはいけないところをきちんと残すことが無印良品の舵取りにとっては必要なことだと思っています。
マルチに何でも売るし、決して安くはないもののコスパとブランド力で、いつ行ってもある程度人がいる。そしてHIT商品も定期的に出てくる。一貫して無印のブランドイメージを作ってきた土台も凄いが、継続力が本当に素晴らしい会社。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7453/ir_material_for_fiscal_ym1/103523/00.pdf
聞いた話では既に新しくITスタートアップ出身のデジタル人材を軸に据えたチームができているようなので、組織の中でのパワーバランスが正しい方に動かせるかが大きな分かれ目になるでしょう。