この連載について
ビジネスや働き方が多様化し、正解がない時代に、自分を信じて一心に仕事をする人たちがいる。そこにあるのは独自の「哲学」だ。仕事人のヒストリーをたどり、道標となった哲学を浮き彫りにしていく。
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空調・冷凍機、化学、油機、特機製品の製造販売を行う。空調分野で世界的に高いシェアを占め、空調と冷媒ガスを合わせ持つ。米国・欧州を中心に海外展開も。
時価総額
6.04 兆円
業績
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それにしても、山田社長の手書きのレターはすごい。これこそ「カリスマの研究」のほうで取り上げたらいいくらいだと思いました。
ところが、ダイキンの哲学は「環境次第で、人は変わる」。それは、若手の社員であろうと、年配の役員であろうと同じ。
そして、自分にはない経験や知識を持っている人を「活かす」のがリーダーの役割であるなら、ひたすら先輩社員に「聞きまくる」。
必ずしも同じことの例えではないと思いますが、アメリカの鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの石碑に「己よりも優れた人に囲まれる方法を知る男、ここに眠る」を思い起こしました。
外部からは見え切れない部分だが、厳しさが必要な一方で、表層的な意思決定でもいけない。外部と内部で見え方や判断が違い、そのなかでうまくいくケースとうまくいかないケースは、こういうことの積み重ねが多い気がする。
『家庭用エアコンは総合電機メーカーとの過当競争が続き、利益を出しにくい状況でした。ただ、総合電機メーカーは得意の電子技術を真っ先に家庭用エアコンに取り入れて、革新を起こしてくることが予測されました。つまり、家庭用エアコンをやっていないと、技術的に取り残される可能性が高いということになります。』