【新教養】今こそ、資本主義を考え直す
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今週は、Quartzの1つのテーマを深堀りするシリーズ「Obsessions」からあり方の問われる資本主義について迫った「Fixing capitalism(https://qz.com/on/fixing-capitalism/)」から注目の論点を解説やチャートとともにお届けします。
トランプの台頭、そしてアメリカで巻き起こる「ソーシャリズム」にも近い若者のムーブメントの裏側には、旧態依然の資本主義への疑問符が存在します。このジレンマをいかに超えることができるのでしょうか?
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注目のコメント
時代にあわせて政府や地方自治体もその役割やルールを変えるべき、というマズカートさんの考えに強く同意です。
戦前や戦争直後のルールがいまだにまかり通っています。生活困窮者に対する制度も、欠陥だらけ。コロナパンデミックで本当に困っている人を救済できていません。
政府も地公体も企業も、そして個人も、俊敏に時代適応できる体質に変える必要がありますね。現代の経済システムを支える資本主義は格差を促し、現代の社会システムをつくる民主主義は平等を唱える。根本的に両者の思想としての相性は良くない。
そういう意味で、ダボス会議でシュワブ氏が唱えた才能主義(talentism)という考え方は興味深い。資本という概念をもっと拡張的に前向きにとらえているように感じます。
前世紀に生み出されたGDPを唯一の尺度とし続けることにも限界が訪れていくのかもしれません。新たな目標を見出す社会的ビジョン、新たな尺度となる社会的バランススコアカードが求められるように思います。