日本の平均寿命、9年連続で延伸 女性87.74歳、国別で世界一
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ご存じの方も多いと思いますが、平均寿命とは今年亡くなった方の平均年齢ではありません。
平均寿命を計算するにあたり、基本になるのが「平均余命」という考え方です。
現時点の各年齢ごとの死亡率が今後も維持されると仮定して、各年齢の人が何歳まで生きられそうかを計算します。
そして平均寿命とは「現在0歳の人の平均余命」を指しています。
生まれたばかりの赤ん坊が、現時点の各年齢の死亡率の実績と同じように亡くなっていくと仮定した数字です。
しかし、実際には医療技術の進歩等で各年齢の死亡率が下がれば平均寿命はどんどん伸びていきます。
私は今年で60歳になります。平均余命はだいたい24年ですから、平均寿命(男性:82歳)より2年ほど長く84歳まで生きるだろうと考えられます。
この数字の差は、同年齢ですでに亡くなった方がおられるので、現時点で存命な人の寿命は公表されている平均寿命より長くなるからです。
また、戦争や新型コロナのような伝染病で一時期に多くの人が亡くなると、計算上の平均寿命と実際の平均寿命に乖離が起きます。
アメリカの平均寿命がコロナ感染のせいで今年1.5歳短くなりましたが、今年生まれた赤ん坊が去年の赤ん坊より1.5年寿命が短くなることはありませんから。
「自分はだいたい何歳まで生きるのだろうか?」と思った時には、ネットで「平均余命表」を調べて、今の年齢に足してみてください。
それに医療技術の進歩を加味して数年足せば、自分が亡くなりそうな年齢の平均値がだいたい分かります。
グダグダ書きましたが、人生は何年生きるかよりも楽しく生きることの方が大事です。楽しく生きれば余命も伸びると思います。