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夏に降る突然雨は「もともと雪だった」意外な事実

東洋経済オンライン
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  • 気象予報士

    雪だと、雪の結晶をイメージしちゃうので、氷の方が正しいかもしれませんね。


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    フリーライター サイエンスライター・気象予報士

    この季節によくある局地的な大雨について詳しく解説された記事です。そう、意外なようですが、夏の積乱雲からの雨は氷が溶けたものなんです。夏に氷(ひょう)が降ってくるのは、ひょうが大きすぎて溶けきれなかったから。

    記事にはありませんでしたが、雷が鳴っている時に木の下や四阿、軒下に行くのは避難ではありません。かえって雷の被害を受けやすくなり、危険です。必ず建物や車の「中」に避難しましょう。


  • 国内航空会社 気象予報士

    積乱雲に関係する部分の気象の知識を、身近な切り口からきちんと解説してくれている良い記事です(気象研究所の研究者が書いた本なので当然ですが…)。タイトルの部分の解説があまりない気がしたので補足すると、雨には気象の用語で「冷たい雨」と言われるものと「暖かい雨」と言われるものがあります。この場合冷たいか暖かいかというのは、もともと雪(氷)であったかどうかという点で定義されています。日本で降る雨はほとんどが「冷たい雨」となります。「暖かい雨」は熱帯地方で背の低い雲から雨が降る場合にあり得る程度で、いかに熱帯でも上空10kmまで発達した積乱雲からは冷たい雨が降ります。
    上空に氷の粒があるから、それが気流の関係でぶつかって静電気が生まれ、雷となって放電する現象も発生します。上空の氷の粒が上昇気流に押されてなかなか落ちないでいる状況が続くと、大きな氷の塊である雹となって降ってきます。積乱雲周辺の風の場の状況や、積乱雲自体の発達の状況によってはダウンバーストや竜巻のような現象も発生します。積乱雲が熱帯の海の上で組織的にまとまってくれば熱帯低気圧、台風となります。積乱雲は雲の中でも激しい発達を見せるもので、気象の理解の基本でありとても重要なものです。
    一方で積乱雲はその大きさがせいぜい数km四方であり、数値予報モデルで再現するには網の目(2~20km)のおよそ数倍の広がりがある現象でなければ難しいと言われている中では予測が大変困難なものです。そのため線状降水帯は事前に予測するのが難しく、その雨雲が発生してからでないと警告が難しいのが現状なのです(線状降水帯発生情報、もとい顕著な大雨に関する情報はあくまで観測ベースで発表されますので、その情報が出てからでは避難が手遅れとなる場合もありえます)。
    しかし積乱雲の様子を観察するのに、レーダーという心強い武器があります。様々なアプリや、気象庁のサイトでも確認できますので、まずはレーダーを使って雨雲の動く様子を見てみることをお勧めします。気象災害に毎年のようにやられる国の国民としては、こうしたリテラシーを持っていてほしいと思います。


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