五輪は国内感染広げずとIOC 「別の世界」と幹部が強調
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五輪がなかったら感染者数は抑えられていた、と主張する人がいるみたいだけど
東京の3000人の感染者のうち五輪影響による人数と
五輪観戦でステイホームして感染を免れた人数を
それぞれ合理的に説明することができなければただの感情論でしかない。
五輪がなくとも自粛疲れで我慢の限界だったし、感染者数はさして変わってなかったか、なんならもっと多かったと見るのが妥当でしょう。
その意味で、アダムス氏の言葉は間違いとは思わない。
個人的には五輪ほどステイホームを促進できる材料は他にないと思うんですけどね。関係が無い証明も、関係が有る証明もできないでしょう。
ただ言えるのは、組織委員会スタッフ、大会委託業者、ボランティアスタッフ、警備員、バスドライバーやトラックドライバー、調理師、医療従事者、選手村などの清掃員、設備保全者などのたくさんの人々が、毎日『パラレルワールド』を行ったり来たりしています。
その人たちの何%がワクチン2回接種済であるか、どれくらいの頻度で検査を受けているのか、本気で調べる事はせずに「安全・安心」をうたっていることに、不信感が増しているのではないでしょうか。
「五輪関係者は最も頻繁に検査されており、パラレルワールド（別の世界）みたいなものだ。われわれから感染を広げていることはない」と強調した。
IOCの方にとっては、現地スタッフである日本人は、「五輪関係者」ではなく「われわれ」の中には含まれていないのかもしれませんね。
追記・五輪関係で働く日本スタッフから感染拡大しているという意味ではありません。一時期、バイト募集で「選手村で働こう！」をたくさん見かけましたが、それに応募した方のワクチン接種はとても間に合いそうに無いタイミングでした。自宅待機になっているボランティア以上に、五輪関連でバイトしている方の接種率は低いのではないかと思っています。恐らく検査も、選手に接する仕事以外の方はそれほど頻繁に行われていないと思います。検査体制がしっかりしているから感染者数拡大との関連性はない。
と言いたいのだと思いますが、国民からすれば、『五輪やってるんだから』
という理由で行動制限が緩んで、人流が増えていることは事実。関連性は深いと思います。
