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1日当たりの新型コロナ感染者数が4倍に膨らんでいるにもかかわらず、経済活動は順調という米国。その背景には、ワクチン接種の進展と強力な政策支援があります。

米国の消費は旺盛で、American ExpressのQ2決算報告によると、米国の自社発行カード取扱高は2020年比53%増、19年比でも3%増となっています。

旅行と娯楽を除くグッズ&サービスの取扱高でみると、2020年比33%、19年比でも17%アップ。回復が顕著です。
やはりデュアルマンデートで雇用も重視するFRBは、物価だけを見て拙速に出口に向かうことで失敗を繰り返してきたECBとは違います。
既に配信したレポートで検討しましたが、テーパリングの開始条件の達成状況に関しては、coming meetingsすると声明文に明記しただけに、最短でも11月会合で達成を確認し、来年初から実行というスケジュールが想定されます。

一方で、パウエル議長もペースや構成に関してFOMCメンバー内に様々な意見が残ることを認めた以上、ジャクソンホールでそこまで具体的な内容が示されるか?という疑問も残ります。

いずれにしても、パウエル議長が質疑で説明したように、インフレの高騰が供給制約のある特定の財やサービスから他へ波及せず、従って政策目標のトレードオフに改善が見られる中で、FRBには若干の時間的余裕が生じたように見えます。
現時点では、FRBのシナリオに軌道修正を促すような経済指標は現れていないと思います。
『月額1200億ドルの債券購入プログラムを縮小する前に向こう数カ月間にわたり「力強い雇用統計を確認したい」と述べた。』

フェーズによって「強い雇用統計」が市場にどう織り込まれるかが違う。
緩和縮小フェーズは強いと株式市場に短期的にはマイナスに織り込まれることが大きい。逆も然りで、緩和拡大フェーズで弱い雇用統計は、悪いからもっと緩和する、みたいなフェーズもある。