ワクチン接種者もマスク着用を 米、コロナ流行地域で指針変更
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感染流行を山火事に例えると、ワクチンは森の木々に塗布する強力な防火剤のようなものです。全てではなくても、9割方のほとんど全ての木に防火剤が塗られていれば、まず火の手が広がることはなく、小さなボヤでおさめることができます。
しかし、ワクチン接種を早くから進めてきた米国でも、防火剤が塗られた木は5割や6割。その他の木にはあっという間に火が燃えうつってしまいます。
そこに「デルタ」と呼ばれる火の手の広がりが早い巨大な炎が投じられました。防火剤は依然として有効ですが、この状況でゆっくり丁寧に強力な防火剤を塗り広げる作業をしていても、残念ながら間に合いません。まずは広く全体に、効果は劣るものの即効性のある防火剤を撒く作業が求められます。これがマスク政策だと思います。
ワクチンがどれだけ有効でも、残念ながら即効性はありません。また、デルタの感染伝播のしやすさの根拠も積み重なってきています。
このように、状況の変化や新たな科学的根拠の積み重ねに合わせて、柔軟に対応する姿勢が求められます。ベイエリアではこの指針が出る前から、屋内で結構な人がまだマスクをしています(感覚値で7割強)。一方で南の観光地などいくと屋内のマスクはほぼゼロでした。地域差かなりあると思いますし、いったんつけなくてよいとなって、再度の着用指針はなかなかスムーズにいかないかもですね。。
アメリカで指摘される「ブレークスルー感染」は、東京の五輪選手村など、接種を済ませた人が多い場所でも懸念される点です。アメリカではマスクを着ける習慣は普段はないので、改めて着用の呼びかけにどれだけの人が応じるか。世界の感染再拡大防止の分岐点にもなりそうです。