イラン政府の指示に反し亡命した柔道家 モンゴル代表で銀メダル
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サッカーW杯においてアルゼンチン政府がアルゼンチン代表に対して、イングランド代表と戦うな、と命令していたら
・マラドーナの神の手ゴールはなかった
・マラドーナの5人抜きゴールはなかった
・ベッカムの愚か者退場はなかった
・シメオネの握手はなかった
あ~なんとつまらないW杯であったか。
いや、命令されてもマラドーナらは戦ったな。間違いない。
注目のコメント
イラン代表から難民選手団に転じたテコンドー女子キミア・アリザーデ選手のストーリーも印象的だったが、日本選手と優勝を争ったサイード・モラエイ選手もまた、「国家として認めていないイスラエル代表と対戦することは認められない、棄権せよ」というイラン国家の指示に抗ったことで亡命、難民選手団からモンゴル代表に転じた選手だという。
もちろんいずれのケースもイランの国家体制に問題があるのは第一だが、「国代表」という枠組みで競うゆえのナショナリズム的盛り上がりが生まれる一方で、競技そのものとは関係ない国家のイデオロギーに縛られる悲劇もこうして存在しているのだとわかる。