「気候変動」ブーム、なぜか動き出した「中央銀行」への“強烈な違和感”
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注目のコメント
唐鎌さんの問いの意図は、それは財政当局の仕事であり、金融当局の仕事ではないのではないかという、古典的かつ本質的な命題を啓発することにあるのではないでしょうか?
つまり、目的は良くても手段がどうなのか?という話です。よく考えないまま、手段が目的化していないか?という疑問を持つ人は少なくないはずです。
然るに、白河さんが仰る、ヨーロッパ発の建前が、という話で片付けるものではないと、私は考えます。財金一体化の流れの中でなし崩し的に形成された動きについては、きちんと問い直すべきです。しつこいようではありますが、「中銀とて気候変動に関与して当然だ」という前提の風潮はどうしても違和感があり、出来ること・出来ないこと・やるべきかどうか、といった次元の議論が尽くされていないように感じます。この点、先般の日銀オペはバランスが取れた(そのような議論に気を遣った)内容であるように思えました。一方、滅多に書き換えられることの無いミッションステートメントにまで踏み込む欧州式のやり方は私は疑問です。
唐鎌さんの論考。非常に示唆深く、一読をお勧めします。
ご本人がコメントとして「しつこいようではありますが」と仰っていますが、議論が尽くされていない以上、投げかけを続ける必要があるのだろうと思います。
議論が尽くされていないということについては、私もそう感じています。むしろ議論を投げかけると、問いを投げること自体に批判的なコメントを返されたりしますが、これは宗教の話ではなく政策の話なので、中央銀行ができること、できないこと、やるべきことについて、徹底的に議論を尽くすべきというのは、仰る通りだと思います。
欧州の一連の動きに対して、冷静に議論を投げかけることのできる立場に日本(日銀)はあるのではと思います。