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英国の新規陽性者数には昨年の夏、昨年の冬から今年の春にかけて、そして今回の3回の波がありますが、対応方法が分からず陽性者数の割に死者数が多かった最初の波、免疫暴走を抑え酸素吸入をしつつ自力回復を待つといった対応が可能になったが陽性者数が多く死者もそれなりに多かった2度目の波、ワクチン接種が進んで陽性者数が多い割に死者が少ない今回の波と、特徴が明らかに違うのは素人目にも分かります。
そうしたなか、新規陽性者は増えるが死者がそれほど増えない状況を踏まえ、活動を早期に再開して次の冬が来る前に抗体を持つ人を増やそうとしたジョンソン首相の思惑が当たったということなのか (・・?
やってみなければ結果のわからないギャンブルで、失敗すれば強烈な批判を生むかもしれないですが、そうした政治決断が出来るところに凄さを感じないでもありません。
ちなみに以下は、日本と英国の人口100万人あたりの各月の1日平均死者数の推移です。英国でワクチン接種が進んだ今年の5月、6月は日本が上回りますが、英国と比べればとても「パンデミック」と思えない我が国で、政府も地方自治体も専門家もメディアも感染のリスクにばかり焦点を当て、国民生活と経済に及ぼすリスクを語ろうとしないでここまで来たところが不思議です。
()内が英国、単位は人
2020年3月 0.01 (0.99)
2020年4月 0.09 (11.98)
2020年5月 0.12 (5.47)
2020年6月 0.02 (1.48)
2020年7月 0.01 (0.40)
2020年8月 0.07 (0.16)
2020年9月 0.08 (0.29)
2020年10月 0.05 (2.01)
2020年11月 0.10 (6.00)
2020年12月 0.33 (6.91)
2021年1月 0.57 (15.95)
2021年2月 0.62 (9.16)
2021年3月 0.32 (1.91)
2021年4月 0.28 (0.42)
2021年5月 0.71 (0.13)
2022年6月 0.47 (0.17)
つまり、デルタ株は熱しやすく冷めやすいのではないか?との仮説です。
さきほど、この話をAndy Slavittのポッドキャストで聞いていました。そのコメントはこちら→
https://newspicks.com/news/6047492?ref=notification
日本もこの事実をきちんと分析し、自粛や規制ばかりでなく、ワクチン接種を迅速に進め、希望を持てる施策をして欲しいものです。ムチばかりでは誰も言うことを聞かなくなる。やはりアメもないと。
報道は、米国の政府との関係性のなかでは、政権を監視する役割があるので、報道官とメディアとの関係性はある程度の距離感とコミュニケーションがなされているような気がします。日本も三権分立のモットーの中に報道が形成されている事も含めて、いま、本当に何が起こっているのかをよりフォーカスして伝えて頂きたいな、と思います。
本当の今の英国、これはやはり現地に滞在ないしは生活している方々の声を聞くことが大切ですが、英国はもうしっかりと前を向いている気がします。
次は日本の番、と言いたいですね。もう既にアスリートの方々はしっかりと一歩一歩前進している気がします。
インドとイギリス…やはり、とにかくタフな国です。