米テスラ、インドでEV輸入関税引き下げを働き掛け=関係筋
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インドの市場は他の途上国と同じく、一部の富裕層と「その他」に分かれています。
「その他の上」をターゲットにしたのが最大のシェアを持つスズキ(インドではマルチ、販売台数はトヨタの10倍)で、韓国メーカーの現代、国産メーカーのタタやマヒンドラ等と戦っています。
スズキも低価格EVの導入を進めていますが、価格は日本円で100万円ぐらいでないと難しいと思います。
テスラが狙っているのはもちろん富裕層です。トヨタのカローラもターゲットは富裕層ですから。
その場合、現地生産が成り立つほどの台数を売れるのはかなり先になるのではないでしょうか。
その前に充電インフラが必要ですし、更に言えば不安定な電力供給体制を整備することもやらないといけません。行ったことのある人はわかると思いますが、電気や水のインフラ、貧富の差、物の値段の曖昧さ、コスト意識などの面で独特であり、特殊なマーケットです。昭和の時代から、20年後には先進国になると言われ続け、未だに首都の路上で物乞いや牛が横たわっている国。
また輸入より自国生産品にこだわる面があり、スマホメーカーも中国資本含めインド国内に工場を作って対応しています。
仮に関税が引き下げられたとしてインドで普及するかどうか、他にも問題点は多く出てくると思います。米電気自動車大手のテスラのイーロン・マスク最高経営責任者はツイッターへの投稿で、インドでの輸入販売で実績を出せれば、現地に工場を設ける公算が大きいとの見通しを示したとのことです。また同社は、EVへの輸入関税の大幅引き下げを訴えているとのことです。
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https://newspicks.com/news/5657991
・インド政府、テスラの現地生産誘致 「中国より低いコストに」(Reuters・2021年03月03日)