ロシア首相が択捉島訪問 プーチン氏公認、実効支配を誇示
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ロシア側報道によると、ミシュスティン首相の択捉島における主な訪問先は病院と漁業施設になるとのこと。
これに先立つ国家安全保障会議では、プーチン大統領が「現地では日本との経済協力についても考えてくるように」と申し渡しているので、医療と漁業あたりで日本に経済協力のタマを投げてくるのではないでしょうか。
しかし記事にもあるように、ロシアは昨年の憲法改正で領土割譲を禁止している訳ですから、経済協力は領土問題とは紐付かないわけです。また、このことはプーチン大統領も当初から言ってきたことでもあります。
日本としては別段ロシアと経済協力がしたくてたまらない、という訳でもないので、まずはロシア側の出方をじっくり見ることでしょう。北方領土は大国ロシアにとっては領土面積上どうでもいい小さい島。ですが、ここを日本に変換してしまうと沖縄のように米軍はロシアへの最前線としては基地を作るでしょう。なので返還できない事情があるかと思います。
社会派ブロガーちきりんさんの以下の記事にもロシアがなぜ、あの小さい島にこだわるかを記載しています。
https://chikirin.hatenablog.com/entry/20070910
話は変わりますが、北海道の羅臼から出発するシャチツアーが今年は大当たりの模様です。国後島がはっきりと見える状況で野生動物を観察できるのは、貴重な機会です、行ってみたい・・・下記動画が参考になります。
https://twitter.com/gotoabroad2021/status/1419172065165266946?s=20そもそも日本でいう北方領土に相当する正確な概念は無いとされ、比較的近い南クリル等の概念では択捉島は含まれないとされる。
日本では千島列島に北方領土は含まれないとされるが、ロシアでは千島列島に相当する概念では択捉島は含まれるとされる。
それを思えば択捉島を訪問したとしても正直驚きはない。
ロシアが領土割譲禁止の改憲を行った段階で、北方領土は諦めるかこの規定に抵触しないための論理を検討する必要があった。後者についての方法は公にはされていない。後者の方法を検討しないなら諦めるか戦争するしかなく、戦争が禁じられている日本においては抵触しないための論理を検討する必要がある。