3000人体制でサプライチェーン管理の課題解決に挑むパナソニックの本気度
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サプライチェーンが地味であるものの、莫大な市場規模が既にあり、まだ成長余力があることは幅広く認識されているので良い一手だと思います。買収を活かし、何よりも出だしからグローバル展開を見据えて事業展開を組み立てることが出来る。
難しさはライバルとなる企業が、10-50人規模である点。敏捷性で出し抜くのは難しいので、大企業としての勝ち筋を見出す必要がある。アマゾンの判断一つで各国の運輸会社が浮き沈み、ECとの提携が立て続けに発表。中国のCainiaoなどテクノロジー業界では永遠ともいえる10年前の時点で特化。熾烈な競争環境が続くことは明らかなので、その中でのパナソニックの立ち位置を見極めるのが一番大事かもしれない。7600億も払って子会社化してますから本気にならないとおかしいですが、体制を増やせばいいというものでもないので、どう取り組んでいくのか見ていきたいと思います。
パナソニックの脱製造業の旗振り役のCNC社の樋口泰行社長が推進したVlurYonderとの協業があって、100%子会社化されました。
都賀前社長を引き継いだ楠見社長が、サプライチェーンのAIによる自律化サービスを推進していくことになります。
ハードからソフトへの企業変革への決意が、BlueYonderの買収(市場評価は高すぎる買い物とされていましたが)だと思います。
ハードのパナソニックとSCMソフトのBlueYOnderの企業統合、PMIを急いで行うことはない、という楠見社長の言葉は、まずパナソニック自身がSCM開発体制の強化から始めて、徐々にBLueYonderの顧客にパナソニックのIoTデバイスなどを組み込んでいこうということかもしれません。
そしてその先は、サプライチェーンの自律化に向けてのM2M(AIデバイス同士が通信し、ムダなどの課題を発見し、直ちに修正するという、サプライチェーンのカイゼンの自律化)なのではないかと、想像しています。
ソフトを動かすハード開発はパナソニックの得意とするところでしょうけれども、ソフトウエアファーストの開発姿勢が定着させる取り組みがパナソニックにおいて開始されたということでしょうね。
◎ブルーヨンダーはCNS社の“専鋭化”に必須、パナソニックが7650億円で買収
2021年04月26日
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2104/26/news049.html
CNS社とブルーヨンダーの融合の先にあるものとして樋口氏が挙げたのが「オートノマスサプライチェーン」だ。サプライチェーンの上流から下流まで、現場のエッジデバイスやセンサーと上空のソフトウェアが自律的に連携し、自動運転のようにサプライチェーン最適化されオペレーションが自動で実現するというもので、「ブルーヨンダーの100%子会社化はこのオートノマスサプライチェーンの実現に向けた第一歩になる」(同氏)としている。
◎Blue Yonderとパナソニックの融合は何をもたらすのか?――実現に向けて加速するオートノマスサプライチェーン
2021.05.31
https://gemba-pi.jp/post-235759