車生産、新素材でCO2削減 旭化成は塗装時の燃料抑制
日本経済新聞
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注目のコメント
旭化成、HDI系のポリウレタンを得意としているので、より低温硬化できるような材料を投下していくのですかね。
塗装は、単に見た目のきれいさのためだけにあるのではなく、鋼材の劣化をもたらす酸素や水を遮断する重要な役割があります。リソースを集中するに足る分野だと思います。
他方、建材用のアクリルラテックスは撤退するなどしているので、得意分野に集中するつもりなのかなとも思って見ています。
✩アクリルラテックス事業と光触媒塗料事業の撤退および和歌山工場の閉鎖について
https://www.asahi-kasei.com/jp/news/2021/ze210512.html
CO₂削減ということに関しては、単に硬化に必要な熱をセーブするということ以外にも手段を考えているのではと思います。
記事の趣旨と少し違うのですが、同社はポリカ原料のエチレンカーボネートを、エチレンオキサイドとCO₂からダイレクトに作る技術を完成させています。
✩旭化成 CO₂からカーボネート、製造技術をライセンス(日刊ケミカルニュース)
https://newspicks.com/news/6039230/
確か、これと類似の方式で、アミン化合物とCO₂(誘導体)からウレタン原料のイソシアネートを作る方法も開発していたはず。
塗装時のエネルギー削減+CO₂そのものを原料にしてしまうという合わせ技が完成したら、トータルではかなり寄与するんじゃないかと注目しています。