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何だろう、このバタバタは。行政の問題というよりも、もはや日本という国の国力が低下しているとしか言いようがない。
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相次ぐ解任、辞任について思うことは「日本の人権意識」が全くグローバルと合わなくなってきている事実。女性、いじめ、障害者、そしてホロコースト、全ては「人権」が根本にある問題です。そして組織や企業の意思決定層は、そのような教育を受けてこなかった、そして「勝ち組」だからこそ、マイノリティ感覚もなく、意識をアップデートする機会もなかったのではと推察します。いっそ、SDGsなどをしっかり学んでいる若い人たちに権限委譲した方が良いのではないか?
特に45歳以上の男性は今ほとんどの意思決定層の多数派にいます。パワーを持つからこそ、自分の感覚を信用しない方がいい。若い人にチェックしてもらう方がいい。リスクヘッジになると思います。リバースメンタリングが必要です。

特にホロコースト問題についてはフランクフルの「夜と霧」を中学生までの必読書にして欲しい。私も学んでこなかった世代で、大学生の時に偶然友人が忘れていった「夜と霧」を読んだという出来事がなければ、浅い理解のままだったと思います。
西洋人の肌感覚をきちんと理解できているわけではありませんが、パラバドミントンの低身長クラスはこれまでSS6(Short Stature6)とされていたものの、SSという表記がナチス親衛隊を連想させるため、昨年にSH6に名称変更されたというエピソードがあるように、本件は欧米では極めてセンシティブに扱われる事案です。

問題となったコントは、絶対に言ってはいけないという前提の中でアウトな言葉を言ってしまうという趣旨の笑いで、その中にホロコーストに関するネタがあったとのこと。

国際社会への影響を考慮すると解任はやむ得しだと思いますが、例えば欧米で行われるオリンピック開会式の演出者が過去に原爆をジョークにしていたら、欧米の開催国は同じように対応してくれるのだろうかという疑問も感じてしまいます。
当時非難が出なかったことを今日の基準で批判することの是非はいつも議論になりますが、ホロコーストをどんな形であれやゆやジョークに使うことは許されないというものさしは昔も今も変わらないはずです。
もう一つ思うこと。こうした事案が出るたびに「ホロコーストは触れると危ないアンタッチャブルなもの」という見方が広がりますが、大切なのはホロコーストを遠ざけることではなく、当時起きたこと、そのことがいまの欧米社会にどんな影響を与え続けているのか、など、できる限り多くのことを知ることだと思います。
なんというか、こういう日本のマス系文化人の人権意識が国際的な水準で圧倒的に足りないことが今さらながらに分かったということなんですかね…。私は日本が劣化しているのではなく、ダメさ加減がここに来て白日に下に晒されているんだと思います。

20年前のことを掘り起こしてこのタイミングで今さら?という人がいるのも理解できますが、身元調査以前に、そもそもこの手の芸人やミュージシャン、そして広告プロデューサーが生き残っているどころか、大手を振っていられるという日本のマーケット自体が前近代的というか、意識が低いことが根本の問題のように思われてなりません。20年前と言っても1990年代のこと。恐らくこのようなネタをやった時点で欧米ではもはやメジャー系の芸人としてはやっていけないと思います。

多くの人が明日からの東京2020のために努力してきており、そうした方々には気の毒としか言いようがないですが、今回のオリンピックは日本のダメさ加減がボロボロと垢が落ちるかのように分かっただけでも、とても有意義なものだったのかもしれませんね。

追記:ちなみに問題とされるコントの動画も見ましたが、番組としてのコントの位置付けとか文脈を考慮したとしたとしても、また1998年時点の国際的価値観でも、完全にアウトだと私は思いました。

追記2:モンティパイソンと比較する話がTwitter中心に盛り上がってるが、ナチスを揶揄するのと、ホロコーストの被害者を揶揄するのは全く違う。日本にいるとその違いも分からないんでしょうね…。
「解任」を即座に決めたのは、組織委が進歩しているからなのか、それとも開会式が直前だからなのか、どちらでしょうか。毎日新聞の別の記事にはこんなコメントがあります。

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国際オリンピック委員会(IOC)の事情に詳しい大会関係者は「西洋の価値観と真っ向からぶつかる発言でメガトン級。五輪が潰れかねない。小林氏をやめさせるだけでは済まず、選手入場だけにするなど開会式全体の演出を変える必要がある」と話す。
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五輪は選手のためにあるのですから、選手入場だけで十分です。それがいつのまにか「国威発揚」のために使われるように変わりました。

自国をアピールできる開催国、名を売れる関係者、視聴率を得られる放送局、商品をPRできる広告主、その全体の構造で収益をあげるIOC。そもそもが選手不在でした。メディアイベントのあり方が問われている、と感じます。
国際的なイベントを前に日本のレガシー文化が一掃されていく。私たちはオリンピックの高いコストを支払って大掃除サービスを購入したのかもしれません。
サイモン・ウィーゼンタール・センターは、極めて影響力の大きい団体です。1995年に文藝春秋の雑誌「マルコポーロ」が、ユダヤ人虐殺の「ガス室」はなかった、という記事を掲載した際は、厳しく指弾し、「マルコポーロ」は廃刊になり、編集長は解任、そして文藝春秋社長も辞任しました。もちろん極めて質の高い組織であり、いい加減な理由では抗議したりはしません。小山田さんの問題では、続投をいったん決めるなど腰の定まらなかった大会組織委が、即時解任に踏み切ったのは、当然の判断です。ただ、問題のコントの動画も見ましたが、大会組織委の立場からすると、事前に身体検査していても、これを見つけるのは難しかったかも知れません。
どんな開会式になるのか、逆の意味で世界の注目を集めることになりました。これまではそれほど熱心に開会式を見た記憶はありませんが、今回は目を凝らして見ます。
またですか? 明日だというのに? まあ、後からわかって世界中から非難されるよりはマシでしたが。
それにしても、トラブル続きの五輪、中でも開会式のゴタゴタは目を覆う、日本の劣化の象徴とさえ感じてしまいます。

そもそもMIKIO氏で進んでいた案を白紙撤回させて割り込んできた電通、何某、とか言われていますが、でもなぜ、そんなことになったのか、組織委のガバナンスはどうなっていたのか、意思決定のプロセスは? 終了後、しまいにしないで、第三者委員会等で明らかにしていただきたい。そして、このオリンピックを、せめて、のちに生まれ変わることとなった、オールド日本の最後の姿として活用してほしい。
僕はラーメンズかなり好きでした。理由は、小林さん自身が書いているように、「人を傷つけない笑い」だったから。これは決して安っぽい弁解ではありません。そんな彼がホロコーストをネタにしたコントを作っていたとは知りませんでした。彼にもそんな時代があったのですね。批判やむなし、解任やむなしでしょう。いろんな意味で非常に残念です。いつかまた、人を傷つけない笑いで日本を元気にしてほしいと思っています。

【追記】問題の動画を見ました。完全アウトですね。。。ってか、後のラーメンズのコントを知る者としては驚くほどのクオリティの低さ。。。。