米競泳金メダリスト、介助者帯同認められず東京パラ辞退
朝日新聞デジタル
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パラスポーツ業界ならばバリアフリーこそが最優先かというと意外とそうでもないのです。
原則的に選手の介助は競技団体のスタッフが行うことになっており、選手が普段から世話になっている個人的な介助者の帯同は認められないというケースはあり、私もアスリート委員長として連盟側と協議したことがあります。
介助者を認めない理由としては、選手の個人トレーナーや個人コーチが介助者と称して帯同して、チームのトレーナーやコーチとの方向性の違い等によるトラブルのリスクまたは過去の実例のためで、外部スタッフは一律で帯同禁止としている競技団体も少なくありません。
もちろん、個人コーチやトレーナーの帯同OKの競技団体もあります。
今回の場合はコロナという悪条件も重なり、このような決定になったかと思われますが、この選手の場合は介助者がいなければパラリンピックの出場を辞退するということから、深刻に介助者を必要としているケースであり、報道によるとチームスタッフの数も少なく十分な介助が受けられる状況とも思えません。
本件はまだ情報が少ないため勝手なことは言えませんが、選手のためにどうにか良い解決方法、つまり介助者帯同に関する適切な制度設計が必要かと思います。