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財務諸表に記載される物的資産(製品や有形資産等)や金融資産(利益や資本等)のみならず、そこでは目に見える形で表れない組織資産や人的資産、顧客資産等の「見えない資産」こそが会社経営にとって最も重要であるという考え方は、私が弊社・日本資産運用基盤グループを創業した3年半前に強く意識したものです。
会社は、MVVを中心とする組織資産という基礎がしっかりしていなければ、いかに優秀な人材が集まり、良いサービス・製品を開発できていたとしても、それがなくなった後には何にも無くなってしまいます。
以前創業・経営していた個人向け資産運用サービス会社では、何よりもサービスを重視した会社経営をしてしまっていたため、そのサービスがなかなかうまく成長しない局面を迎えると、会社そのものの存在価値に対する疑問がステークホルダーの間に生じてしまう。
もともとは個人のお客様が抱える資産運用に関する課題を解決するためのソリューションを提供したいという想いを中心に創業・経営していたにも関わらず、組織資産であるMVV等を明確に定義しておかないと、いざサービスや事業が停滞した時に苦しい状況に陥るということを実体験として学びました。
そのため、現在の日本資産運用基盤グループを創業する際には、人材の採用やサービスの開発に取り掛かる前に、何か月もかけて「何のためにこの会社を創業するのか」「何のためにこの会社は存在するのか」ということを徹底的に考え抜きました。
創業して3年強が経った今も、その組織資産を基軸に人的資産→物的資産→顧客資産→金融資産という「見えない資産」サイクルが順調に稼働しているとは必ずしも言えない状況にまだありますが、何のためにこの会社は存在しているのかを明確にしていることは、会社組織の運営に重要であることを日々感じています。

(参考)バリュークリエイト社「『見えない資産』経営」
https://www.valuecreate.net/service/advice/thinking/