欧州で注目のスタートアップ 「Believe」と「Klarna」の勝ち筋
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下記が興味深い、そして歴史は繰り返す。
特にコンテンツ領域のデジタル化は、伝統的企業が築いてきた店舗や広告などを通じた認知・ブランドを破壊すると思う。そもそもそういうところでの接点が減ることに加え、消費者の好みも多様化している。だからアルゴリズムの価値が増える。特にコンテンツは情報だから、一種無限増殖ができる領域。だからこそアルゴリズムが重要。
米国でのYahoo→Googleへのシフトも同じように整理できる。ネットは当時は小さかったからディレクトリ型のYahooが最初は強かった。でもそれが増えるにしたがって、それでは追いつかないし、ユーザーも整理されたディレクトリからトップページに行ってさらに探すより、ピンポイントの探している情報があるページにダイレクトに飛びたい。
ニーズが分散的かつ直接的になるから、チャネルパワーを障壁・競争力としていた企業は、やられていく。一方で物理性が必要なものは必ずしもそうではない。Amazonは検索ロジックももちろん重要だが、結局どれだけ早く届くかといったロジ面の両輪があるから今に至る。
『Ladegaillerieが例に挙げたのがドイツの音楽市場だ。2020年、ドイツの音楽ストリーミングでは、上位200人のアーティストが25%を占めた。次の5000人が50%を占め、その下の3万5000人のアーティストが残り15%を分け合う構図になっているという。
「ほんのひと握りのアーティストが多くの売り上げを占める時代ではなくなっている」とLadegaillerieは分析する。これは、一部のトップアーティストを重視してきた既存レーベルには、新たな難題になっていると見ている。』Klarnaの今後について
Klarnaはアプリ上に店舗を掲載し、消費者は無利子で後払い(分割払い)、掲載店舗はクレジットカード決済よりも入金が早く、手数料が低いということが魅力となっています。
そのため、消費者が買いたい店舗が掲載されているか、掲載店舗が売上を挙げられるかがポイントになります。
そして、今月Klarnaはオンライン接客ツールのHEROを買収しました。
プレス:https://www.klarna.com/international/press/klarna-acquires-hero-to-bring-best-of-in-store-experience-to-social-shopping-for-its-90m-consumers/#ivp
HERO:https://www.usehero.com/
それにより消費者のショッピング体験を向上させ、掲載店舗はより売上が上がるような状況を作るということが狙いだと思われます。HERO買収でどれくらい成長が加速するかが1つポイントではないでしょうか?
ちなみにHEROは今年から本格的にトランス・コスモスを代理店として日本でも事業展開をスタートしました。
HERO日本語サイト:https://usehero.jp/