ハイチ大統領暗殺、司法省元職員が指示か＝コロンビア警察

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• 塩崎 悠輝

  静岡県立大学国際関係学部 准教授

  ・2021年07月19日

  相変わらず奇怪で、不明なことだらけですが、確実なのは、
  ・実行犯は28人で、2名が米国籍、26名はコロンビア国籍
  ということで、問題は、彼らに指示したのが誰か、です。
  
  ・米国在住20年のハイチ人（自称医師、医師免許なし、元経営者）が実行犯28名を米国の民間軍事会社を通して雇った主犯としてハイチで逮捕されました。しかし、このハイチ人サノン氏は、何も知らない、無実であると主張しています。
  
  ・コロンビア政府は、ハイチ政府の司法省元職員バディオ氏が実行犯に指示を出したという主張を7月17日に発表しました。
  また、この発表では、
  ・暗殺されたハイチ大統領の警備隊長が、2021年だけで6回に渡りコロンビアを訪問し、民間軍事会社に接触していたことを明らかにしました。
  ・この警備隊長は、銃器をハイチに密輸したことで米国の捜査も受けていて、ハイチで逮捕されています。
  
  ハイチ政府の司法省の元職員も、暗殺された大統領の警備隊長も、主犯ではないでしょう。