「所得の分配に不満」18歳から26歳“Z世代”の6割
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注目のコメント
Z世代から見た格差は下記の2つの面で広がっています。
私が彼らでも怒ると思います。
1つ目は「世代間格差」。
払い込んだ額よりはるかに多い年金を受け取っている70代以上、働かないおじさんになっても高給をもらっている50代、60代に対する不満。
2つ目は「世代内格差」。
ジニ係数(所得格差を表す指標)を見ると、20代、30代での世代内格差が拡大しています。
最近は、優秀な人材には1年目から高い給料を払う企業も出てきましたから、この「世代内格差」は更に拡大していくでしょう。
一般的には、格差に対する不満が高まると政治面では左傾化が進みます。アメリカで若者を中心にサンダース氏が支持を集めたようなことです。
しかし、日本では若者ほど自民党支持率が高くなっています。ここ数年の求人環境の好転が理由と思われますが、その前に野党があまりに頼りにならないと思われているからでしょう。要するに諦めですね。
「変えたいなら選挙に行きなさい」というのは正論ですが、人口ボリュームの少ない若者世代で多少票を伸ばしても政治家は当選できません。これは野党も同じです。小選挙区制の下では少数意見は封殺されてしまいますから。
個人的には、1票の価値を世代で同等になるように是正するぐらいのことをやってもいいと思うのですが、それが難しければ中選挙区に戻して、若者の代表を国政に送り出すべきだと思います。
現在の選挙制度の下でN党が議席を獲得したぐらいですから、可能性は十分にあると思います。心あるおっさんも応援すると思いますよ。そんなん不満持ってなかった時代ないと思うけど、残念ながら若い方々が認識しているよりかなり不公平になっている。
あと行動に移してないことを非難するような記事の作りになっているが、若い世代は弱者側、残念ながら助ける側ではない
日本において真に不公平なのは世代間格差
今の若者世代と、既に年金もらっている世代だと、社会保障費の支払いと恩恵のバランスが違いすぎる。
もちろんすでに年金をもらっている方々が高度経済成長を支えてきたことには敬意を払うべきだが、今は消費税まで合わせると所得の半分近くが税金と社会保障費で賄われる。30年前と同じ額稼いでも可処分所得はびっくりするほど下がっている。
一方で既に財を築いた人や土地を持っている人たちの不労所得は勤労よりも圧倒的に税率が低い。
寿命にもよるが、現状は年金を払った額の数倍もらえるひとがほとんど(物価調整してもなお)だが、今後どうなるかわからない。70歳まで支給されなくなる可能性も高い。
さらに高齢者が持っている資産は日本の資産の7割近いにもかかわらず所得がないからと言う理由で高齢者からから取れる税は殆どない。
なぜそこまでの不平等が産まれているか、一番は若者が選挙行かないからです。高齢者に受けのいいこと言わなきゃ選挙受からない。
とりあえず選挙いきましょう。
今入れたい人がいなければ白票でもいい、若者世代の投票率が100%ちかくなって、総選挙2回分ぐらい諦めなければきっと変わってきます。詳細なレポートはこちら。
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/about-deloitte-japan/millennial-survey.html
少しメタ的な視点で見ると、日本で富の格差というと真っ先に世代間格差が取り上げられるのが、このPickへのコメントを見ても明らかで面白いなぁと思います。
実際のところ、このレポートで不平等の原因として挙げられた回答のトップ3は「企業や富裕層に有利な法制度」「企業の経営層への報酬」「上質な教育へのアクセス」です。
(世代間格差は国ごとの人口動態によって異なるためか、このグローバル調査ではそもそも選択肢に含まれていない)
格差の要因には世代以外にも法人税制や資産所得課税、相続税、教育への投資など様々な軸があるので結局は個別にみていくしかないと思います。