世界初、ステンレスの3Dプリント橋がアムステルダムにかかる。センサーで交通量や痛み具合を監視
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まだまだ施工可能なサイズや、施工上不可避な層状構造と全体のマクロな構造との整合性、組み合わせや素材のハイブリッドを苦手とする特性など、特に大規模構造への応用には課題の方が多い段階とはいえ、こうして知見を公に重ねていく姿勢は素晴らしい。オランダやスイスなどは、こうしたまだ本当の社会実装性が不明瞭な領域にちゃんと国が投資をして、周辺の技術者やメーカーを社会がサポートする体制が充実しているのも日本が学ぶべき点。
現時点で大規模3Dプリントは、コンクリートやアルミなど単一素材に限られ、仮設住宅や緊急で現場施工が難しい構造物などの特殊条件以外での実装合理性を獲得するには至っていないけれど、小規模の樹脂系では一部実現しているインクジェット式のように、複合素材を同時に出力できるようになれば、かなり現実的な可能性は広がるはず。
現時点では小規模かつ超高精度な金属プリンタによる、パラメトリックなパーツ製作の組み合わせにより、構造や形態の変数を3Dプリントパーツに集約することによる、既成材を活かしカスタム化が容易なハイブリッド工法などの方が実用化に近いはず。いずれにしても、こうした知見は実践を重ねることでしか蓄積できないという点が重要で、日本でもこういう実験的プロジェクトの機会がもっともっと生まれて欲しいと思う。
ちなみに、色々なセンサーが組み込まれていて云々というのは3Dプリントとはほぼ独立の要素で、そうした環境や建造物のほうに自律性を与えるシステムデザインというのも、また非常に有望な領域。ここへももっと戦略的な投資を。前に別の素材(セメントだったかな?)の3Dプリント橋をかけたというオランダの記事を読みましたが、オランダなかなかやりますね。橋などインフラの痛みをIIoTで察知という話だけは多いのですが、なかなか実用化されず残念に思っているので、これで技術が先に進んで欲しいものです。
わかったって。。。
「また3Dプリントで橋を作ることに関しては、構造の強度が3Dプリント出力する方向に依存することがわかったとし、」
あ、structural health monitoring のためのセンサを最適位置に埋め込むのは、プリントの方がやりやすいでしょうねぇ ただ、この手のハナシで大事な (埋め込み場所にも影響する) 、センサの電力供給とデータ出力方法が書いてありませんが