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脳インプラント装着の男性、コンピューター通じ「話せる」ように 米研究

CNN.co.jp
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  • 東京大学 脳神経科学研究者

    先日、Neuralinkの「脳にチップを埋め込んだサルが、思考だけでゲームをプレイする」という記事にコメントしましたが、本質的には同様の技術の応用で様々なことが可能になります。
    https://newspicks.com/news/5752633?ref=user_6497724

    わたし達の脳は普段、「感覚入力(視覚や聴覚など)→脳内での情報処理(思考など)→行動出力(ゲームする、しゃべるなど)」という計算をしているわけですが、その中間にいる「脳内での情報処理」は、多くの神経細胞の複雑な活動で成り立っています。その活動はあまりに複雑すぎて、もはや暗号です。

    近年になって、多くの神経細胞の活動を記録する神経科学の技術開発が行われたことと、深層学習を初めとしたコンピュータサイエンスの発展により、この「脳内での情報処理」の暗号そのものにアプローチすることが可能になりました。

    ものすごく簡単に説明すると、多くの細胞の複雑な活動パターンを記録し(レコーディング)、そこにある暗号情報を読み解く(デコーディング)することで、脳が何を出力しようとしているのか(ハロー!としゃべりたいのか、ゲームでどう操作したいのか)を人間にわかる形で解釈できるようになったわけです。

    とは言っても、まだ記録できる領域は多くても数領域(そのなかにも無数の神経細胞がいるわけですが…)で、現状の課題の一つは「果たして、脳内の数多ある神経細胞のどこまでを記録できるのか?」です。きっと、同時に記録できる領域が拡張すれば拡張するほど、紐解ける暗号はより複雑になり、記憶などの高次情報までもがスコープに入ります。

    もう一つは、これまでは「情報処理→出力」に注目していたわけですが、「入力→情報処理」の方は制御できるのか?です。ここが可能になると、脳に人工的な感覚情報を入力することができるので、まさにマトリックスやソードアートオンラインの世界が可能になります。

    わたし達の、思考も感情も行動も何もかもが、脳によって作り出されています。極論すれば、そう考えるこの思考でさえも脳が作り出しています。これから数十年で神経科学とコンピュータサイエンスがどのように協調的に発展していくのか、想像するだけで胸躍ります。


注目のコメント

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    株式会社ビービット 代表取締役

    「神経義肢」と呼ばれる技術で、脳卒中で発話能力を失った男性がスクリーンに言いたいことを表示できるようになりました。

    まだ、限られた語彙を1分間に15語、7割強の成功率で表示できるそうです。流暢なコミュニケーションからは遠いですが、脳から直接アウトプットする技術が現実になったわけです。

    攻殻機動隊の世界にどんどん近づいていてワクワクします。


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    東北大学 副学長・教授

    15年前くらいだったか、ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)という技術が開発され、動かなくなった腕を自らの意志で動かせるようになったが、今回は発話をアシストする技術開発。この分野の進展は著しい。倫理的な面の議論とともに進めて欲しい。


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