シャープのプラズマクラスター、コロナ抑制確認
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ちょっと意地悪なことを言えば、この実験の最大のキモである「唾液中のウイルスについて減らすことができた」という結果につき、小さな容器中でイオンを直接検体に当てていることが気になります。
リリースにはイオン発生器と検体の距離は10センチと記載されています。また装置自体の容積も38リットルということからすると、例えば人の暮らす部屋などと比べると、非常に狭い空間です。
この実験結果は、「ウイルスを含んだ唾液を小さな密閉空間に置き、検体のかなり近い場所にプラズマ発生装置をおいて直撃させた場合」には新型コロナウイルスが減りそうだね、ということを示しています。
たとえばおなじみの空気清浄機を部屋において稼働させた場合に同じことが起きるとは言えない、ということに注意が必要そうです。
研究者、開発者のみなさまのご努力に敬服しつつ、ここまでするのであれば、ついでに実生活空間において果たして同じことが起きるかまで検証してほしかったなあと思います。あくまで実験用密閉空間内での
実験結果ですから、
市販品の実稼働で有効かは不明です。
環境表面のウイルスは
水洗いしても減らせますし、
界面活性作用のある液体での清拭でも
脂質で出来たエンベロープを有するウイルスは
不活化することが可能です。
インフルエンザやコロナのウイルスは
エンベロープウイルスです。
無人空間内での稼働と稼働後の換気が必須の
次亜塩素酸水生成撒布装置の代替として使える
プラズマクラスターイオン生成噴霧装置を
SHARPさんが製品化することは
出来るかも知れませんね。
ちなみに「空間除菌」と言う効果を
複数製品で比較出来る統一指標は
存在しませんので、
「空間○○」と言う言葉を安易に使う
製品にも注意が必要です。感染するかしないかではなくてもウイルスの抑制効果がありそうというのは良いですね。
ないよりは使用することのメリットがあるのであれば、売上にも貢献しそうです。
独自の製品を開発したシャープは技術力はあったということですね。
この武器をさらに磨いていけるといいと思います。