経営破綻の中国・国策半導体企業「紫光集団」、強欲の末路 「半導体完全国産化の野望」が無惨な状況に
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そういう単純な話ではない、直接、間接、裏を取っているのだろうか?
中国が、半導体を中長期で強化したいのは変わりなく、一層、意識している。
紫光集団の上に、国家ICファンドがあり、また、清華大学がある。
作戦変更はあるが、次の手を考えている。表面上でネガティブな事象は、それをどう使うか次第です。うまくいかない経験や事象は、それを前向きに使えば(それから学習すれば)大変貴重なまたとない資産となります。
例えば、日立は、製造業最大の赤字という経験があったからこそ、その後の変革が可能になりました。
私の個人的な経験でも、社会人になってから20年も尽力していた半導体という分野から日立が事業撤退したというネガティブな事象によって、その後のビッグデータやAIやウエルビーイングへの転身が可能になりました。25年前、マレーシアが国策で自動車産業(プロトン)や半導体産業(シルテラ、最初は違う名前だったかも)を育成しようとしたことを思い出します。
出張でたびたび行っていた工業団地にシルテラの大きな工場がありましたが、2000年過ぎたころには破綻直前みたいな言われ方でした。今年になって、債務超過ながら身売りに成功したみたいです。
プロトンも今では49.9%が中国資本で、筆頭株主(50.1%っすね)も最近どっかのファンドになって、政府が手を引いたようです。
基幹産業の国策での育成って成功例がないようには思っていましたが、中国がやってもダメだったというのは、ちょっとした驚きでした。
さらに驚いたのは、こういう話が表に出て来ること。
異質な大国が巨大になり過ぎて、さんざん甘い蜜を吸って来た欧米が得意の手の平返しに出てますが、中国の最もセンシティブな部分への攻撃に加えて、経済的成功という中国共産党の今のレゾンデートルまで脅かされると、嫌なことになりそうで不安です。