【渦中】人権問題への対応迫られるユニクロが、語ったこと
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注目のコメント
日本が世界のなかでもいかに人権意識が低いのか、あらためてよくわかる記事でした。「何が問題なのかわからない」「素材の産地のことまではわからない」と言っているかぎり、永久に日本は人権後進国でしょう。
「文化の盗用」問題も根は同じです。「盗用」する側がされる側を尊重しないからトラブルが起きる。起きても「何が問題なのかわからない」「そんなつもりではなかった」という釈明が出てきてしまう。
このあたりの意識が日本全体で高くならなければ、ジェンダーギャップの問題も解決しないのでは。日本企業は、欧米のグローバル企業のように、人権系の国際NGOなど市民社会による監視にさらされてこなかったので、人権問題によるビジネスインパクトへの意識が高くないように感じます。
人権対応は企業にとってコストでしょうが、面倒事と捉えて最低限の対応をしていると、じきにグローバル市場からはじき出されるでしょう。環境分野でも同じです。CSV戦略として捉えて競争力強化につなげてほしいです。
「槍玉にあげられた」形ではありますが、その意味で、世界のファストリの腕の見せ所ではないでしょうか。がんばれユニクロ!記事中でもコメントしましたが、ファーストリテイリングはこれまで人権デューディリジェンスは実施しており、NGOからの評価も高かった「優等生」とされてきました。
にも拘らずこれだけ問題視されるようになったのは、やはりファストファッションの代表としての糾弾という意味合いもあると思います。
この問題から明らかになってきたのは、これまでの人権デューディリジェンスのやり方だけでは人権リスクを把握・対応しきれないという事実です。
テクノロジーの力も使いながら「人権デューディリジェンス2.0」を国際的に検討するステージになってきたと言えます。