なぜライオンは「習慣づくり」というパーパスの明確化を行ったのか──新規事業と既存事業に与えた効果
Biz/Zine
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ライオンのイノベーション推進と企業変革の取り組みについてのインタビュー第2段です。
昨日に引き続いて、松本道夫さんと藤村昌平さんにお話を伺っています。
今回は、新規事業開発におけるその会社のフェアウェイをどう定めるかについて、全社的な視点と個別的な視点の双方について、また、出てきたアイデアをどのように育てるか、ということについてもお話を伺っています。
だから、新規事業開発を通じた企業変革なのだ、ということが昨日と合わせて読んで頂くと非常によく分かります。
イノベーション推進部門の色々な方(とりわけ役員層)のお話を伺うと、自分の会社でそれを行うべきかどうか、ということで悩まれるケースはよくあるようです。こういった場合に今回の内容は示唆があるように思いました。
また、経営学では過去にコア・コンピタンス論が1990年代初頭に日本的経営論ブームのしんがりのような形で登場しましたが、この議論と、クリステンセンたちの議論を今一度読んでみると、こういった問題に対してはこういう答えになるのではないかと思いました。
すなわち、自社のケイパビリティを棚卸ししつつ、その在庫の傾向性と顧客への価値を再認識し、それらケイパビリティの新たな活用の筋を発見し、活用し、再蓄積する、という一連の過程を継続的に行い続けること、ではないかと。この点については、いずれ書籍などにまとめていきたいと思います。