ワクチン接種しない医療従事者ら、仏は給与支給を中止へ…義務化強化
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一般市民はワクチン接種の選択の権利があるし、接種しないからといって差別してはいけないのは自明の理ですが、こと医療従事者はたくさんの不特定多数の患者と接する立場の方々なので、一般市民とは別のレイヤーにいる方だと思います。
よって、特殊事情がない限り、患者さんを守る立場からワクチン接種は原則とすべきではないか、という理屈に必要性を感じます。
(本人との接触で患者さんが感染しないとも限りませんし)欧州ではイタリアや英国がホームケアワーカーなど介護従事者の接種を義務化していて、月曜日にはギリシャも介護施設の従業員の接種の義務化を発表しています。
ただそれらと比較しても、フランスの今回の決定は救急医療隊員や消防士も含め介護を受ける高齢者に接触する可能性のある70以上の職業が対象になるなど、その影響は最も広範囲に渡るようです。
またレストランなどでのパス・サニテール(健康パス・いわゆるワクチンパスポート)の提示が義務化されるため、これによりこれらの飲食店で働く従業員にも間接的に接種が強制されます。店を訪れる客がパス・サニテールを持っている必要があるのに、接客するスタッフがパス・サニテールを必要としない理屈は無いという事です。
ただこの点に関してはワクチン接種の間に合わない若い従業員が多いこともあり、従業員のパス・サニテールに関しては8月末まで期限が延期される見込みです。
昨日は職場でもパス・サニテールの話題で持ちきりでした。なおTV局による調査では7割以上がパス・サニテールの長距離交通や医療介護施設での提示に、58%が飲食店での提示に、76%が介護従事者の接種義務化に賛成とのこと。
https://elabe.fr/epidemie-covid19-vague42/
また政府からワクチン予約サービスの委託を受けているDoctolibという会社によるとマクロンによる発表のあった夜は予約が殺到して新記録を更新したとのこと。今Doctolibで確認すると確かに最寄りの接種会場の枠は軒並み8月初めまで一網打尽になっているようです。
ちなみにパス・サニテールも含め「義務化」は具体的な罰則を伴うものであることに留意してください、パス・サニテールの場合は提示しなかった個人に135ユーロ、提示を求めなかった事業者に最大45000ユーロの罰金です。