東京五輪、選手の抗議パフォーマンス解禁 政治的メッセージ、発しやすく
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パラリンピック界でも、IPCのアスリート協議会が中心となり、昨年に本テーマについて世界各国のパラアスリートを対象としたオンラインのグループディスカッションが開催され、私も参加しました。
アスリートが社会問題に対し自身の意見を述べることは自由ですが、オリンピック・パラリンピックの舞台(特に競技中や表彰式)でそれを認めると、金メダリストの隣で銀メダリストがパフォーマンスを行うことで注目が逸れてしまったり、そもそも何が政治的で何がそうでない主張なのかの線引きの困難さからトラブルが続出するのは容易に想像がつくため、実際にアスリート協議会でも7割ほどが規制は仕方ないという意見でした。
ちなみに、SNSなど大会と関係のない場で主張することは認められています。この記事では否定されていますが、記者会見でも意見表明はOKだったような…。
そのためIOCが決定を覆したのは以外でした。パフォーマンスは競技前の選手紹介の際のみ認めるということで、機会の平等の問題は解決しているのでよく考えたなとは思いましたが、パフォーマンス内容の是非の判断基準が難しいので、大会が始めるといろいろ議論は呼ぶかと思います。
個人的にモヤモヤするのは、世界ではこれまでも様々な社会問題が発生していたにも関わらず、それに対する抗議パフォーマンスを認めなかったIOCが、BMLが発端になると決定を覆したことです。
やはり、世界は今もアメリカを中心に回っているのでしょうか。