微細プラスチックの海洋汚染問題、自主対策に乗り出す企業たち
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元々からサイズが小さかったものを一次マイクロプラスチック、大きなプラスチックが紫外線や熱分解などにより砕けたものを二次マイクロプラスチックといいます。量としては二次の方が多いですが、一次も相当量あり、深海や北極海などでも見つかっています。
流出してしまうと捕捉は極めて困難になるので、流出させないことが最重要。流出源は多岐にわたるので、ひとつのイノベーションでどうにかできることでもなく、個々の主体の地道な取組が必要。こうした企業の取組をどんどん普及させたいです。
注目のコメント
マイクロプラスチック問題は、河川や海洋に流出するプラスチックごみの対策を行うのみでは解決しないことは、案外意識されていません。
本記事で挙げられているような非意図的に発生するマイクロプラスチックは、合成繊維(ポリエステルなど)や人工芝のほか、タイヤや靴底、塗料の摩耗などからも発生します。なお、合成繊維は洗濯だけでなく、通常使用でもマイクロプラスチックが発生することが明らかになっています。
記事にある通り、人工芝は排水溝入り口のメッシュ、プラスチック繊維は洗濯ネットなどで捕捉可能です。フランスでは2025年1月から全ての新しい洗濯機にマイクロファイバーフィルターを義務付けるとしています。
一方で、マイクロプラスチックが落ちにくい構造としたり、そもそも海洋分解する素材へ転換する、プラスチックから他素材に代替するなど、製造側にも様々な検討が期待されます。この問題は個人でも対応できることが少なからずあります。
・コンタクトレンズを水で流さない
・洗濯糊PVA(ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール)
・洗顔や歯磨き粉内のスクラブ(ポリエチレンや結晶セルロース)
ほんの一例ですが身近なもので海洋汚染させるものは安価で沢山です。
洗顔チューブ1本には約330,000粒のプラスチック製のマイクロビーズが入っています。
洗濯糊は固形ではありませんが、液状プラスチックを海に注いでいる様なもの。
こういった商品を絶対禁止!と極論になるのではなく、
使用する回数を減らすなど配慮できる方が増えることが大事。
あまり極論ばかり話してると、人間そのものが害悪と危険な思考につながりますし。
一人でも多くの方がマイクロプラスチックの由来を知るべきです。
海にあるペットボトルやレジ袋だけが細かくなっているわけではありませんので。