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「ユニクロ」や「ジーユー」などの、SPA型低価格衣料専門店を展開。特に中核事業であるユニクロは中国・アジア地域を中心に出店を加速。世界でも上位の売上高を誇る。
業種
カジュアル衣料専門店
時価総額
14.9 兆円
業績
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例えば、ワンピースのタイプ(Aライン等)やカラーの条件検索は海外ECサイトでもありますが、追加で素材(コットン等)、首回りのデザインまで条件選択し検索絞ることができ、サイズを選ぶとウエスト〇〇センチと細かく表示、さらにセンチと inch表示をボタン選ぶだけで転換してくれます。これは爆発的に伸びますね。創業者がWEB出身と聞いて納得です。ここまでユーザビリティーが圧倒的に高いファッションのECサイトは見たことありません。
さらに、店舗はアメリカで限定POP-UPストアのみ展開というのも賢く時代を読んでいますね。特にアメリカは、固定家賃で非常に高く、経営は大変。POP-UPという限定感で主要都市で話題作りをし、ECでしっかり実を取るという賢い選択。日本参入したら、さらに国内ブランドにとって脅威ですね。
興ざめな事を言えば、いくらでも理屈は作れる/作っているのだろうがこれだけサステイナブル全盛の社会環境の中でどこまで突っ走れるのかは見ものです。
EC主体でトヨタ並みのJITで低在庫という噂だが、仮にそれが事実としても基本的には賞味期限が短くかつ低価格素材すなわち着心地が良くない服を売っているわけにて、大量販売・大量廃棄がビジネスそのものの前提のはずです。
だってFacebookのフィードに買うまで広告が出てくるものですから(汗)でも、確かにデザインがかわいい。ZARAやH&Mが誕生したときは、「1週間でこのスカートがなくなる」という焦りから、みんなが店に押し寄せたけれど、これがオンラインで3日でなくなる、という世界になっているのは驚き。
ポチッと購入ボタンを押すだけ、そして低価格であることも手伝って回転速度が加速度的に上がっているのだと感じます。
水着が可愛いのたくさんでせっかく購入しようとしたのに、日本ダメだった…
日本にはまだ中国ECは、生地や縫製の質が悪いイメージ強くて(前に失敗したことが何度もあり)、
浸透してないと思うけど(もしかしたらしてるのかも??)
Zaraレベルのクオリティだったら全然アリ‼️
SNSやネットから、今一番売れている、あるいは話題になっているアイテムをサーチし、それをコピーして商品化する。オリジナリティを追求しているのではないので、旬が大切。ゆえに爆速の商品製造となる。
爆速サプライチェーンを作ったのもすごいですね。
今年6月にはAndreesen Horowitz、DST Global、IDG Capitalが出資しています。
SHEINとの大きな違いはCiderは在庫ゼロで先行予約モデルであることです。そして、その背景にはGenZを呼び込む強いコミュニティ。#cidergang で盛り上がっています。日本を含め、世界のほぼ全ての国に配送可能だそうです。
Cider サイト
https://shop.shopcider.com/
参考:Andreesen HorowitzがCiderに投資した背景
https://a16z.com/2021/06/04/investing-in-cider/
ビジネスモデル的に言うと、SKUあたりのロットが50-100、デザインから販売までのリードタイムが1週間以下、など特長的にはZARAのほうが脅威か。
一方で、創業者が元SEOテッキーでマーケティングも強いというあたりがやはり現代っぽく、ここは販売力に定評のあるUNIQLOもうかうかしていられません。
日本で言うと、シマムラが最も近いか。
売り切れ御免の極めて小ロット販売をすることで、「毎回違う」「出会い」を大事にした来店体験作りは、リアル / オンラインという違いこそ今はあれど、コンセプト的に通ずるものを感じます。
同企業の最大のチャレンジはSDGsかもしれません。
昨今、UNIQLOも時々やり玉にあげられていますが、ファストファッション系の大量生産・大量消費はサステイナブルでない、という声が世界的に高まりつつあります。
SHEINのやり方は在庫ロスを出さないというアプローチで同潮流にチャレンジしているように見えますが、社会的地位が上がるほど社会的責任は大きくなり、スタートアップ時のようにはいかなくなります。
日本上陸の成否はブランドイメージ。
残念ながらアパレルには「ナショナルブランド」という大きな壁があり、特に日本人はどこの国のアパレルかで評価をする側面が未だ強くあり、これを越える必要があります。
まずは中国系アパレルが日本でどこまで普及するか、ちょっと注目ですね。