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東京五輪にみる翻訳記事の危うさ

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    プレジデントオンライン 編集長

    翻訳家の鴻巣友季子が、IOCバッハ会長の「感謝しろ」発言について、語学の専門家として解説しています。たいへん興味深いです。ポイントは以下の3点。

    ・道義上の問題。良からぬ人物だからといって、発言を改竄したり盛ったりしてはいけない。
    ・翻訳倫理の問題。意図的に「誤訳」することは翻訳倫理に反する。
    ・英語学習面での弊害。誤った語法や用法を広めてしまう。

    そもそもバッハ会長はドイツ語話者で、英語ネイティブではないという事情もあります。ぜひご一読を。


注目のコメント

  • アトウッドの翻訳などで著名な鴻巣友季子さんの記事。鴻巣さんは東京五輪開催に対しては懸念を表明している立場だが、にも関わらず過剰な五輪批判の中で発言者の主張に寄った勇み足的翻訳が真実らしくバラ撒かれている状況に警鐘を鳴らしている。プロフェッショナルゆえの矜持に満ちた本記事は一読に値する。以下の「翻訳のブラックボックス」という表現がとても印象的だ。

    > 翻訳はある種のブラックボックスだからだ。翻訳を隠れ蓑のようにして悪者イメージを増幅させるとしたら、それは翻訳倫理に反する。
    > 細かいことと思うなかれ、言葉の微妙なニュアンスで人はカチンときたり、敵意を煽られたりするものだ。実際、"小さな"誤訳によって、一度ならず戦争も起きてきたのである。

    繰り返すが、だから五輪批判は不当だ、と述べる記事では全くなく、個人としての主張とは別にプロフェッショナルの矜持として上記を述べているが故により価値が高く、信頼に値するということである。鴻巣さんにはオリンピック・バブルの中の人からの衝撃的な現状を明らかにした以下のような仕事もあるので興味ある方はお読みください。

    https://twitter.com/yukikonosu/status/1412970553535696902?s=21


  • これは重要な視点ですよね。翻訳記事に関わらず、メディアが刺激的なタイトルを付けてPVを稼ごうとするので見る側も刺激に慣れていってもっと刺激を求めていく状況になっています。これはゴシップならまだいいのですが、ニュースでは有権者の投票行動に影響するので問題です。
    刺激的な記事では内容も分かりやすくするため、ありもしない敵を仕立てたり、強引に二項対立を演出したりします。こうなると扇動政治家にうまく世論が乗せられてしまったり、逆に根拠が曖昧な感情論によって世論が炎上し、適切な政治判断ができなくなります。
    メディアの人たちは自分たちこそ報道、表現の自由を代表しているつもりなのかも知れませが、実際にはこうした「刺激至上主義」とでもいうべきメディアが民主主義を食い潰していくことになります。メディアも営利企業なので仕方ない側面もあるかも知れませんが、最近の記事は左右や主義主張を問わずこの傾向があるので心配です。


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