「退職者ネットワーク」は人材不足のIT企業を救うのか? TISの取り組みは
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退職者(アルムナイ)ネットワークは大事ですね。欧米企業だと、アルムナイの再雇用は珍しくありません。私も若い頃に辞めた某外資系金融機関に、10年後に声をかけられて戻ったことがあります。勝手知ったる場所に戻るのですから、当然キャッチアップは早いですし、組織にもすぐに馴染めます。
採用側として、一度辞めた仲間を呼び戻したことも何度もあります。他社や他業界で学んだ経験を、良い形で還元してくれることが少なくありません。
今はどうかわかりませんが、ひと昔前までは、自ら決断して会社を去る人を「裏切り者」であるかのようにみなす日本企業が多かったように思います。去られる側の気持ちが複雑なのはわかりますが、気持ちよく送り出すべきです。「卒業」後も相互にコンタクトを取り続け、機会があればまた一緒に働こうという関係性を構築することが大事なのだと思います。
注目のコメント
特にIT業界においては、技術の進化も早く特にデジタル人材と呼ばれる方々を欲している企業も多い状況です。
終身雇用の働き方から、自身でウェルビーイングを求め、最適なキャリア、個々のカラフルなキャリアを選択する働き方へと変わり、人材の流動も激しい状態です。
このような多様化ある働き方において、退職された方々のアルムナイというのは、良好な関係を作り上げるネットワークで大切な位置付けだと思います。
弊社も一度転職され、また戻ってらっしゃる方もいますし、今まで以上に自由度が増し、企業と企業がエコシステムの拡大と共に、コラボレーションする機会も増えていますから、退職したというステータスだけでネットワークが途切れてしまうのではなく、双方にとっても気づき多いネットワークとして有効に活用するは良いのではないでしょうか。退職者と繋がるアルムナイネットワークは、以前は外資系の取組という印象でしたが、最近は日本企業も取り組んだり、検討を開始しています。
企業目線では、中途採用(再雇用)チャネルに加えて、社員のキャリア自律を促すロールモデルや、イノベーションに必要な自社を理解できる異能人材として起業したアルムナイと繋がるなど、多様な価値にも気づきつつある企業が多いように感じます。
アルムナイ目線では、企業に愛着を持ちつつもキャリアのために退職したアルムナイからは、愛着と信頼関係を続けられるウェットなうれしさと、信頼できる情報交換のチャネルなどのビジネス的なうれしさがあります。
また、アルムナイに取り組み企業は、社員個々人のキャリアに対する尊重意識やエンゲージメントを高めようとする意識、アルムナイに真摯に向き合う企業が多く、どの企業も素晴らしい志を持っているように感じます。
事例:https://alumnavi.com/support/
このITmediaさんの記事からも、TISさんが社員との関係やキャリアを継続的に尊重してきたからこそ実現できた再雇用実績や、これからもより良い関係を続けようという素晴らしい意志が感じ取れました。