ソニーが圧倒的な高収益体質に大復活できた本質
東洋経済オンライン
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ここ5年ほど新機軸を打ち出しまくるソニー、業績も好調。その復活劇は学ぶところ大ですが、同時に、沈没していたころのソニーにも教えられます。
「ソニー歴史資料館には井深、盛田、大賀氏らの写真が功労者として並ぶが、出井さんストリンガーさんらの写真はない」などを描く清武英利さん著「切り捨てSONY」がテキストになります。薄利多売のビジネスモデルが横行するエレキ業界から、特許などの無形資産をバックに(合法的な)独占力を生かした事業へとシフトさせた姿が、浮き彫りになっている。経済学的にいえば、需要の価格弾力性が低い(価格を上げても需要が減りにくい)財やサービスが、高収益の源泉といえるだろう。このオンライン記事は、週刊誌特集へのイントロ記事だが、誌上の特集記事を読むとさらにその様がよくわかる。
事業の選択と集中を行った結果、明らかに事業ポートフォリオが変化している。なかでも、「この10年でソニーの全体の売上高に占めるエレキ事業の比率は、約6割から2割へと大きく下がった。」、ゲームが12%→29%、半導体がセグメントとしてなかったものが11%へ。金融も伸びている。大きくは映像とゲームなどのエンタメ領域が伸びており、今後コンテンツが重要となる時代において今後のソニーが頼もしい限りです。