【削除されました】養殖物2021年7月11日(日)
コメント
注目のコメント
私の部屋には旅行した時にあっこっちで買った変なものがたくさん飾ってあるのですが、その1つに地図があります。
沿ドニエステル共和国(未承認国家の1つ)で買ったトランスリストニアの地図とか玉砕の島マキン・タラワの地図とかおよそ日本では見ないものを買い集めるのが趣味なのですが、その1つにアゼルバイジャンで買ったサファビー朝の歴史地図というのがあります。
サファビー朝は16世紀−17世紀に栄えたイランの王朝で、その首都イスファハーンは「イスファハーンは世界の半分」という言葉で有名で、学校の教科書にも載っていましたから知っている方も多いかと思います。
現代のイランにあり、ペルシャ人の国家なので、当然昔のイラン、と私たちは思っている訳ですが、この地図を見ると発祥の地は現在のアゼルバイジャンの南部でイランではありません。
実はサファビー朝というのは王家の名前ではなく、サファビー教団という宗教団体が起こした国という意味で、サファビー教団は現在のアゼルバイジャンの地にいたアゼリー人(これがアゼルバイジャンの国名の由来)という人たちに信仰されていたと考えられているのです。
またアゼリー人はトルコ系の民族でイラン系の人たちではありません。
つまりサファビー朝は、実はイラン系ではなく、トルコ系の人たちによる征服王朝であったとも考えられます、というかアゼルバイジャンの人たちは普通にそう考えています。
一方イランの人たちからするとごく最初はそうだったにせよ、すぐにイラン化したのでサファビー朝はペルシア人によるイランの民族王朝だったと考えていますし、日本でも授業ではそう教えられます。
このように物事の見方というのは国や民族、立場、時代に応じて様々であり、決して1つということはありません。
事実は1つであっても、真実は人の数と同じだけあるのです。
NPもそうですが、SNSでは自分にとっての真実が、他の人にとっても真実であるとは限らないことに注意をしたいものですね。
【今日の歴史】
1302年の今日フランドルを併合したフランスと市民同盟軍がコルトレイク付近で戦いフランス軍が敗れた。
この戦いは市民軍が、当時10倍の歩兵に匹敵するとさえ言われた騎士を破った初めての戦いで、戦いの後騎士達が使った拍車という馬具が戦場に散乱していたことから金拍車の戦いともいう。【無敵な人たち】
最近、『わかったつもり症候群』が増えているなぁと感じています。そういう人は昔からいたのですが、今は『そういう人を諫める人がいなくなってしまった』ため、無法地帯になっている恐さがあるというか。
ネットが普及する前から、己の間違った知識をひけらかす人はいました。…が、それはリアルでのやり取りだったため、聞き手に『アナタ、それは違うよ』と勘違いを訂正されたり、『言い過ぎじゃない』と諫めてもらったり、違う視点の意見をもらえていました。
そうやって、色々なブラッシュアップを重ねながら、様々な物事の最適解を自分なりに導き出していたんですよね。
これは、小難しい話から世間話やゴシップまで同様です。
一方、今の時代は、気軽に何でもネットで表現できるようになりましたが、これは、あらゆる可能性を広げる反面、『言いっぱなし』の無責任発言が増えました。それでもネットが普及し出した頃は、ネット内でも間違いを正す人はいましたが、一歩間違えると公開リンチや炎上になりかねないため、次第に知識の訂正や諫める人は減りました。
そうなると、『わかったつもり症候群』は無敵です。
そして、そういう人ほど、数少ない自分から見えた景色やイメージで、『自分に都合の良いワケのわからないエビデンス』や『論理的っぽく見える自説』を持ち出し、まるで自分は何でも知っているかのごとく、もっともらしく断定的な物言いをします。
※そもそも、専門性の高い人ほど無知の知を理解しているため、断定的な物言いは避け、現状を伝えるに留めたり『自分の周囲では』という言い回しをします。
ここ数年で槍玉に挙げられるのは、大体専門性を持った職業や団体。学術会議然り、医師会然り、教育関係然り、保育然りetc
これ、本当に厄介です。
何でもかんでも政府に繋がる団体を色眼鏡で捉え『既得権益ガー‼︎』と攻撃したり、よく知りもしないのにイメージから『無駄』と断言してしまうそれらの声の大きさに政府も行政も振り回されてしまい、本来専門性を育む団体が空中分解したり、制度のルールが迷走し現場は混乱すると同時に疲弊するわけで。
ここで悩ましいのは『真摯に取り組む専門職ほど疲弊してしまう』ことです。これ、かなり専門職の専門性低下を促していますよー。
…と、教員免許更新の記事を読み感じました。
オンライン 諫める人なく 無法地帯おはようございます!
※サッカーネタです
『“爆撃機”と同じ名を持つ男の呪われたジンクス』
サッカーファンなら誰もが知る、西ドイツ出身の点取り屋である“爆撃機”ゲルト・ミュラー。
その彼と同じ名を持つことで、デビュー当時から話題になっていたのがドイツ代表トーマス・ミュラー。
2008-09シーズンにバイエルンのトップチームにデビューして以降、ブンデス・国内カップ戦・CLで数々のゴールを決め、ドイツ代表としてもワールドカップ得点王を獲得する等、実績は文句なし。
バイエルンでのCL制覇を含むトレブル(三冠)達成・ワールドカップ優勝等々、獲得したタイトルも数知れず。
そんな実績も実力も十分なミュラーには、実は奇妙なデータがあるのです。
クラブと代表で700試合以上出場し、260を超えるゴールを奪ってきた彼が、
「EUROでは1点も取れない」
のです。
ワールドカップでは10得点、EUROでは1169分出場しているのにも関わらずです。
今大会にも出場し、決勝トーナメント1回戦のイングランド戦では、0-1で迎えた後半36分に最大の決定機が訪れます。
スターリングのバックパスを起点にイングランドディフェンスの裏へ抜け出し、キーパーとの1対1で逆を取りながらも、無情にも枠を外してしまうのです。
完全に失点を覚悟したスターリングがセンターライン付近で頭を抱えていたのが印象的でしたが、ミュラーの実力なら確実に仕留めていたシーンなだけに、呪われたジンクスが発動することとなりました。
今年9月で32歳になるミュラーをドイツ代表として見ることも少なくなると思うと、どこか寂しくもあります。
とは言え、ドイツは羨ましいほど優秀な若手が次々に出て来ますけどね😌
それでは皆さん、良い1日を!