FRB、経済の回復完了まで「強力な支援」継続-金融政策報告
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中央銀行は物価の安定を担うのが一般的ですが、FRBは物価と雇用の両方に法的責任を負う難しい立場です。インフレ率が高まれば失業率が下がるフィリップス曲線の関係が有効である限り、デュアルマンデートで問題ないですが、近年はその関係が曖昧で、失業率が高止まりしたまま物価が上がることもあり得ます。
最近の米国は、足元の物価が予想以上に強い反面、雇用の指標は、失業率が高止まりして就業者数が低位に止まる一方、求人、週平均労働時間、平均賃金等はコロナ前を上回って人手不足が深刻で、複雑な動きを示しています。
『経済の回復完了まで「強力な支援」継続』という方針に反対する向きは少ないでしょうが、想定以上に高いインフレ率は本当に一時的なものなのか永続するものなのか、雇用は本当のところ強いのか弱いのか、FRBの舵取りは難しさを増しているように感じます。(・・;(過度のインフレを警戒しつつ)雇用回復がテーパリングの議論の核になるため、目下では雇用統計が金融政策の推測に最も大きなファクターとなっています
雇用回復が一定水準を上回らない限りは金融緩和を緩めない、という趣旨ですね
テーパリングの実施時期の早期化懸念が後退して、株価は最高値を更新していますFRBは9日に公表した半期に一度の金融政策報告で、「ワクチン接種の進展に加え、緩和的な金融・財政政策からの支援により経済再開と力強い成長がもたらされている」としつつ、「新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の影響が引き続き米経済に重しとなっており、雇用はパンデミック前の水準をなお大きく下回っている」と。
その他、関係分野について、説明している。目移りしてしまう。それが作戦かもしれんない。疑ったらキリが無いが。
一方、手厚い失業保険が9月まで。それ以降、労働市場のミスマッチは改善に向かうかどうか?
しばらく金融政策変更無しと、市場参加者は思ったようだ。
いろいろなデータとさも相関関係があるように見せるが、真意はいかに?
特殊な事情下、難しい動きになるかもしれない、