「一家の大黒柱がしんどい」世界で唯一、女性より男性の幸福度が低くなる日本の特殊事情 - なぜ男性のネガティブ感情が高いか
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なかなかおもしろい調査
日本では90年代くらいから男より女の方が幸せになりやすいという感覚を持つ人の割合が増えてきて、男の子よりも女の子が欲しいと答える人も増えてきた。
しかし、こういう調査を受けて「男もつらいよ」などという事を言ってしまうと、一部のフェミニストから猛バッシングを食らってしまうので、なにも言えないのが現状。
学歴が幸福感に結びついていない、高齢者ほどネガティブ、というのも興味深い。
結びに正宗白鳥の荷風評を引用しているのがなかなか粋。
>老境に達して落伍しても、天を怨まず人を嫉まず、与えられた境遇を楽む者
こういう高齢者が少なくなったように感じるのは確か。
高度成長期を若い頃に経験してしまったことが、期待と希望を混同するようになってしまい、自らの境遇を運命として受け入れられなくなってしまった世代なのではという気がする。
私は4歳で諦観に達してしまったので、もはやなにもかも受けれられる。正宗白鳥が絶賛した深沢七郎みたいな生き方は今や難しいも、日本人の深層心理は共同体内でのポジション確保に向かう傾向が有りそう。
つまり自らの正義は共同体の正義でないと生きづらい。そんな時は一般的に女性がするように、都度共同体のルールを確認するのが良いかも。
自分も歳と共にオバサン化して、近所のお店の人とよく立ち話や噂話をするようになりました。所詮正義なぞ無いのだから、ちっちゃな悪を共有して安全なスペースに居ることを共有するのも手かもしれませんね。
今放映している100分de名著の上野千鶴子のボーヴォワールの「老い」は、フランス人らしくひねくれてて中々面白いです。