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どこでも栽培可能!?「農業イノベーション」
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日本は原油も天然ガスも鉄鉱石も肥料も飼料も食品の原材料も輸入に頼っています。日本のGDPは輸入した原材料の上に築かれているわけで、石油と肥料の輸入が止まったら、自給率ほぼ100%とされるコメさえ日本では作れません。原料を輸入するには代金の支払いが必要で、代金は、国民が生み出した価値であるGDPの一部を使って払うのです。世界が成長する中で日本が停滞するということは日本が相対的に貧しくなるということで、相対的に豊かになった国々が高い値段で資源を買い漁り始めて買い負けたら、その上に築かれている日本の豊かさが衰えます。
経済なんか成長しなくてよい、心の豊かさこそ重要だ、という議論がひところ流行りましたが、日本の成長が止まるというのは今の豊かさが続くということでなく、国民が次第に貧しくなる可能性を意味するのです。平成元年前後に世界を旅した経験のある中年以上の世代の人は、商品もレストランもエンタメも安い安いと言って元気に消費する日本人がパリでもロンドンでもニューヨークでも持て囃された時代の記憶をお持ちでしょう。最近海外に出ると先進国の物価は軒並み高く感じられ、日本人にかつての勢いはありません。当時は日本語が話せる店員をズラリと揃えて日本人を歓迎したブランドショップやレストランから、日本語が話せる店員の姿が消えました。日本が永年に亘って停滞した結果です。
新型コロナ禍で欧米並みに経済規模が落ち込んだ我が国が回復で取り残されたら、経済的に更に貧しくなることは必定です。GDPが落ちるということは政府と国民が分けて使える所得そのものが減るということですから、政府が借金して国民に配っても、日本が中長期的に貧しくなることは避けられません。一刻も早く経済活動を再開しなければならないゆえんです。
コロナ禍対応に限らず、合理的に判断できる安全のみならず感性的な安全までも政府に求め、頑張ることを否定的に捉える風潮が過度に我が国に広がっていないかが気掛かりです。売れば直ぐカネになる天然資源に乏しい日本では、国民が働いて価値を生み出す以外、豊かな生活を保つ道はないのです。
>“輸入食料品の価格がただ上がる”という経済成長を伴わないインフレ
これまでの食糧生産国が経済成長に伴うインフレで、輸入食品の価格が上がるのは健全。完全に問題は経済成長してない日本にある。
というか、この20年、日本以外がこれだけ成長しているのによく問題にならなかったなという感じ。たぶん企業努力や政治によって、わからないように麻痺されてたんだろうな。

海外のインフレを実感するのはiPhoneくらい(笑)
めっちゃ高いやんと思うけど、経済成長している国では心地よい物価上昇なんですよね。