【受賞】米議会が注目。インスタ/フェイスブックの「確執」
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昨年末の「フィナンシャルタイムズ&マッキンゼー ブック・オブ・ザ・イヤー賞」を筆頭に、各メディアの年間ベストブック賞を獲得した『インスタグラム:野望の果ての真実』。NewsPicksパブリッシングより本日発売です。
「インスタ2.0」等の特集を担当したNPの岡ゆづは記者による解説をお届けします。
(ちなみに賞を取ったから版権をとったのか?とよく訊かれるのですが、本書がまだ企画段階だった2019年春時点で取得していました。)
インスタ創業者ケビン・シストロムはなぜフェイスブックにインスタを売却したのか。なぜ広告を導入したのか。あれほど反対していたストーリーズ機能をなぜ実装したのか。そして……親会社のCEOにして最大の敵、ザッカーバーグとどう戦い、どう「敗北」したのか。
本書の軸の1つは、帯コピーにも入れた「成長(グロース)か、美意識か」だと個人的に考えています。ザッカーバーグとシストロム、正反対の志向を持つ2人の経営者の衝突は、つまるところぼくら一人ひとりが自分の中に抱えている葛藤と通じるんでは……と考えつつ本書をつくりました。みなさんはどう読まれるでしょうか。
https://www.amazon.co.jp/dp/4910063188/
【追記:著者サラ・フライヤー記者による「原書刊行後のアップデート」を公開しました。2021年9月刊行予定の原書ペーパーバック版に収録予定のテキストで、本国に先駆けての公開となります→ https://note.com/np_publishing/n/n444e9b669e61 】フライヤー氏による、インスタの経営ドラマに満ちた本書がいよいよ発売です。日本の読者の方に向けて、解説文を書かせて頂きました。
フェイスブックやインスタグラム、ツイッターなどの企業を取材していて感じるのは、「You are what you measure(何を測るかで、その人やビジネスのあり方が規定される)」ということです。
広告というビジネスモデルを採用しているからこそ、できるだけアプリ上での滞在時間を伸ばすことが求められる。
最近注目が集まっている「クリエイターエコノミー」ですが、クリエイターへの課金手数料がより大きな収入源になるなど企業が稼ぐ方法が変われば、ソーシャルメディアの設計自体も変わるかもしれません。
引き続き、取材を続けていきたいと思います。『インスタグラム:野望の果ての真実』が本日発売です!
「フィナンシャルタイムズ&マッキンゼー ブック・オブ・ザ・イヤー賞」など、年間ベストブック賞を獲得した話題の本の日本語訳。
社内でも「めちゃくちゃおもしろい」と話題です!