【冨山和彦】中西宏明さんは「破壊的リーダー」だった
NewsPicks編集部
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冨山さんによる日立評、中西氏評
全編なるほどという内容ですが一番納得したのは、抽象化して考えられる力と、「論理的に考えたら必然的にそうなるでしょう」と思える力というのところ
論語と算盤、理と情で言えば、やはりまずは理屈で考えなければならない
松下幸之助の言葉で言えば「理を追求して情を添える」ということであって、情を優先して理を曲げてはいけない、ということ
奇しくも後半で語られている、まずは稼いでからSDGsでしょ、という主張も同じ構造ですね先日、逝去された経団連前会長の中西宏明氏。「最後の共著」で対談した冨山和彦さんに、近しい立場だからこそ見えてきた中西さんの人間像や業績について振り返っていただきました。
>トップレベルの理系の人は、原理原則にさかのぼる能力が高いこと。物事を抽象化、普遍化して、本質を捉えることに秀でているのです。
意思決定層の多くが学部卒の文系人が占めているせいなのか、抽象化→普遍化→本質の思考途中で情緒的なブレーキをかけてしまう人が多いように感じています。
論理を突き詰めた思考実験すら忌避していては、課題を見誤り、対処療法の末に末期症状に至ります。
科学的な思考を軽視してきた経済界が本心では薄々感じていたから、中西さんの直言が大きく響いたのだと思います。
科学的な思考を軽視するのは経済界だけでなく、様々なところで見られる光景ですが、この国の閉塞感の大きな原因の一つだと考えてます。