カナダで49.6度 熱波は「人為的な気候変動が要因」 論文発表へ
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ラスベガスも猛暑だと、現地の友人から聞きました。例年、夏は40度以上になるものの、今年は6月の時点で47度を記録したとのこと。暑さで命を落とす人が出ないことを願います。
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米北西部やカナダ南西部が極端な熱波に見舞われるのは数万年に1度の現象だったが、今では約15年ごとに起こり得るようになっており、地球温暖化ガスの排出がこのまま続いた場合、2100年ごろまでには1~2年ごとの頻度になると英気象庁専門家が予測しているとのこと。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b8449d18af1054e6435612360f6446a058b46dd
カナダ史上最高の49.6度を観測したリットンでは山火事の発生により村の9割が消失し、リットンが位置するブリティッシュコロンビア州内では、240カ所以上で山火事が発生しています。
また、カナダだけでなく、北半球の複数地域が同時に熱波に襲われていることにも注目です。
気候変動によって人が住めなくなる地域は、必ずしも海岸線沿いや砂漠だけでなく、比較的涼しいとされてきた地域にも及ぶことを改めて意識させられるニュースです。取材しました。熱海の豪雨被害も盛り土の経緯はもちろん重要ですが、根本的な問題である気候変動の影響にもっと焦点があてられるべきではないかと感じます。
気候変動によって熱波がより頻繁に、より強くなることは指摘されていました。ただカナダの最高気温の記録を一気に5度近く塗り替えた今回の熱波は極めて特例的とのこと。熱波に見舞われたカナダや米国北西部は家庭にエアコンが普及しておらず(本来は必要なく)、熱中症で数百人が亡くなりました。気候変動の影響は「未知の領域に突入している」という研究グループのメッセージが強く印象に残りました。