“一斉休校”子どもへの影響 家庭の年収で勉強時間などに格差
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わかりきっていた事だがこの現実は悲しい。子供は親を選べないからこそ、大人である私達が子供の家庭環境が将来に悪影響を与えるという事をなくす事が日本の成長に繋がると思う。
「親が貧困な子供は大人になっても貧困である」という悪循環をなくすシステムをなんとしてでも作り出したい。
注目のコメント
これは当然の結果が分かったのではないかと思います。
また、一斉休校は食べ物が家に出されていない子にとっては給食という栄養価の高い食事を食べる機会や、虐待を受けている子にとっては逃げる居場所などもなくなります。感染対策として、特に小学校は一斉休校が有効ではないことも少しずつわかってきており、総合的に考えると学習から福祉的な機能を持つ学校の一斉休校を安易に決定することはよくないのではないか、と思っています。一年間で換算すると、
・低所得世帯の子ども達は約550時間の勉強時間が減って
・高所得世帯と低所得世帯の勉強時間の差は146時間にもなる
・そして、全体的にスクリーンタイムが350時間程度増えた
これ、想定内の結果ではありますが、データをみると衝撃的ですね。
この差は10年後、とてつもない差になる事も想定内。今から、どう対応するかが問われている。
※追記※
二か月半の一斉休校なので、一年換算する意味がなさそうですが、休校のインパクトを想定して参考程度に計算しているだけです。当然の結果を改めて定量的に明らかにしたという感じでしょうか。
一斉休校ならば、学習時間は減少する。この論理の裏をとれば、平常運行ならば、学習時間は維持もしくは増加するということになります。しかし、これは真ではない可能性もあります。
よって、今年の平常運行の1ヶ月の勉強時間が一斉休校中より増加していたならば、(今年の5月には多くの学校は平常運行でしたね)学校の平常運行は、子どもたちの学習時間を増加させ、家庭の年収差による学習機会の損失をカバーする機能を持つということが再認識できるのだと思います。
本来はなくてよいネガティブデータですが、この凹んだデータがあるからこそ、今のポジティブな面に光が当たるのかもしれません。むしろ、そちらに目を向けて学校の機能をさらに更新していく方向に使って欲しいです。