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ハイチからの移民や難民が多いここブラジルでも朝の全国ニュースでトップで報道されました。ハイチからは2010年頃から移民が始まり、現在までにブラジル全国で約8万人のハイチ人がブラジルに移住しています。ここサンパウロでもハイチ人が多く住む地区も形成されるなど確実に浸透しつつあります。彼らにとってこの暗殺はどう映るのだろうか。
今はとにかくご冥福をお祈りします・・・。
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日本人もハイチのような貧しい国の現実を、もっと知るべきだと思います。一国の元首である大統領が殺害されるなど、あってはならないことです。

土石流、コロナと国内重要ニュースが続いていますが、私にとっては記憶に刻まれた地であり、見逃せない国際ニュースです。ちなみに…サムネイル写真の現場はハイチの首都ポルトープランスの空港です。

ハイチには、食料危機と大地震の取材で3度現地入りしました。10数年前ですが、西半球の最貧国で1日2ドルで生活する人が多い時代でした。土から作った泥のクッキーを売って生計を立てている人もいました。震災時は泊まることも難しい混乱で、地続きのドミニカ共和国から崩壊した国境を突っ切り、日帰りで行き来しました。

政治は腐敗し、クーデターが繰り返され、常に政権は不安定…特に一般市民を苦しめたのが農業の崩壊でした。アメリカなど周辺の大国から輸入米を受け入れる代わりに支援金を受け取る政策に転換したことで、自国農業は崩壊し、食糧価格の高騰を招きました。大国の論理に翻弄された末の、国の姿は悲惨なものでした。

レスタベックと呼ばれる人身売買された子供たちも取材しました。大地震の混乱で、身売り先から逃れた少女がNPOに保護されていました。家族が食べていくために子供を売り渡す行為は、今の時代も続いていることに愕然としました。この地で、長く結核治療に携わっていた日本人の存在も忘れられません。ハイチのマザー・テレサと呼ばれた 須藤昭子さんに会えたことは幸運でした。

長年続く国家の混乱をおさめるには、国際社会の協力が必要です。私が現地に入った当時も旧宗主国フランスを中心とした国連部隊が治安維持にあたっていました。PKOに同行した際は、ブラジルの部隊が我々の護衛に付きました。貧困層のエリアで物乞いのように近付く民衆に、兵士が辛子スプレーを撒いた瞬間は、同じヒトとして居たたまれない気持ちになりました。

今回の一件は、独裁への反発、経済運営の不満、さらには誘拐で身代金を得る犯罪グループによる取り締まりへの反発との見方もあります。スペイン語説であれば、隣国ドミニカ共和国のギャングが絡んでいる可能性も考えられます。

まずは国連の強いリーダーシップを求めます。アメリカは自国農業の保護とも関連し、混乱を収拾する責任があると考えます。少なくとも、何らかの人道支援に乗り出すべきです。
ハイチではコロナ前からひどいインフレが続き、生活物資の値上がり、それを取り仕切るギャングの暴力が日常化し、それを抑えられないモイーズ大統領への不満もたまっており、クーデター未遂も起きていた。この暗殺で状況がさらに混沌とする可能性も高い。
(追記)ハイチ政府は非常事態を宣言しました。
陸路で国境を接しているドミニカ共和国は、国境を閉鎖し、軍部隊を増強しています。
大統領夫人は米国の病院に搬送されました。

夫人は重傷で病院に収容されたとのことです。

犯行集団は「スペイン語を話していた」とも報じられています(首相代行の声明にもそう書いてあります)。ハイチの公用語はフランス語です。犯行集団の背後と関係あるかもしれません。
今のところ、大統領暗殺犯に関しては、少なくとも何人かはスペイン語を話していたらしいということぐらいしかない。ハイチでは、6月29日〜30日にかけて、ジャーナリストや野党政治家を含む15人が射殺されたばかりだ。それだけではなく、ここ数ヶ月のハイチの状況は、まさに混迷を極めている。
2010年のハイチ大地震後、当時ハイチPKOのトップだったミュレ国連事務総長特別代表がこんなことを言ったことがあります。
「ハイチの政府機能の弱さは、国際社会にも共同責任がある。政府は腐敗しすぎている、という言い訳をして、我々は常にハイチ政府を通さない援助をしてきた」
それまで世界のハイチに対する支援は、ほとんどがNGO経由でした。政府機能が弱いという問題点に眼をつぶったまま支援を続けた結果、自律的な政府を持てないまま、ハイチは今日に至った。そこに大地震が起きて、国際社会がようやくそれまでの問題に気づいた、といえるかもしれません。
植民地時代からの森林乱伐で豊かな森が失われ、都市部に人が流入して山肌に張り付くようなスラムが至る所に。それが首都ポルトープランスの光景です。ハイチの貧困と不安定さはハイチ人の問題であると同時に、国際社会全体の問題でもあります。大統領暗殺事件の真相はまだ明らかではありませんが、その背景にあるこの国のこれまでに、少し思いを向けてもらえたらと思っています。
恐ろしい事件です。
ハイチは最貧国として知られており、多くの自然災害の被害に見舞われた国です。
あまりメディアが現地取材しないのか、一般人の旅行記プログくらいしか状況が分かりませんが、都心部でも瓦礫が積み上がり、衛生と治安の確保に苦心されていたようです。
大統領が殺されたことで世界の、ハイチの"なにが"変わるのか。
その集団の"真の意図"はなんだったのか。

これが逆にさらなる国の堕落に繋がるのであれば、
非人道的で無意味な事件だ。

国連のリーダーシップを取ることに同意です。
ご冥福をお祈りします。
法治国家とは何か、考えさせられる。貧困が法を無視する放置国家になってしまう実態。大統領もさぞかし無念であったことだろう。
一国の大統領が暗殺された…だと?