イデオロギーが安全保障リスクに、若者の行動監視を=香港行政長官
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イデオロギーが安全保障にリスクをもたらすとの発言。これは行政長官の発言としては印象に残る。「テロリズムは安全保障に対する挑戦だ」という言葉なら、香港行政長官の言葉として「なるほど」で終わるけれど。イデオロギーとは、市民が持つ体系化された思い込みのこと。偏っていることもあるし、勘違いの場合もあるが、体系的であるだけにちょっとやそっとでは挫折するものではない。近代国家は市民の多様なイデオロギーを包み込む方法を工夫しながら発展してきた。イデオロギーそのものをリスクと表現してしまうことから、いまの香港の特殊な事情が見える。
言論弾圧の次は思想信条の自由の制限というわかり易いステップ。経済的な豊かさえ与えておけば、若者は納得するという考えなのだろうか。