ファイザー製ワクチンの予防効果低下、重症化には依然有効
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注目のコメント
データを示した論文などは発表されておらず、このデータは続報を待つ必要があると思います。
そもそもの95%という有効性の数字は、ワクチンの第3相試験の結果から来ています。これはワクチンを接種した群で接種していない群(偽薬を接種した群)とを比較して、ワクチンを接種していないグループでは100人、ワクチンを接種したグループでは5人という割合で発症者がみられたことから95%の有効性という数字になっています。臨床試験では被験者(つまりワクチンを打たれた人)は本物のワクチンを打たれたかどうかわからない状態になっています。記事には64%という有効性の数字が書かれていますが、これは恐らく臨床試験の状況とは全く異なるものであり、単純に比較できる数字ではないと思います。
一般論として、ワクチンがどれほど効果をもたらすかは、①臨床試験でのワクチンの有効性、②ワクチンの種類と変異株との組み合わせの相性、③国民の中でのワクチン接種普及率 によって規定されます。組み合わせの相性に関してはもはや運次第ですので、やはり国民のワクチン接種普及率を高めることが、集団免疫の達成には重要だと考えられます。この数字が本当のところなのでしょう。
謳っていた効果9割以上は流石に高過ぎて、その数字が逆にワクチンの信用を下げていたところがありました。
ただこれ以上効果が下がると、更に様子見・日本製待ちが増えそうでもありますね。デルタ株とその流行前のデータとの比較の話。
以前発表したデータが間違いだったと考えるのは飛躍。
https://www.timesofisrael.com/ministry-data-said-to-show-pfizer-shot-blocks-majority-of-serious-delta-cases/amp/?__twitter_impression=true
significantly less effective against preventing the spread of the Delta variant of the coronavirus.