微量の血液で「がん」を発見するテクノロジーは本物か
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やはり詐欺スタートアップ セラノスを思い出してしまいます。Wall Street Journal記者の書いた本”Bad blood“では、近所の薬局Walgreenでも採用された血液検査が信用できないものだった、それを強行に隠蔽するセラノスvs 明らかにしようとするジャーナリズムの矜持に うなってしまいました。
以来、起業家の倫理観についても知りたい、と思うようになりました。
注目のコメント
いまシリコンバレーのど真ん中にある、いくつかの血液ベンチャーが、ものすごい注目をされています。このグレイルは、ビルゲイツやジェフベゾスが出資してきた、ガンを早期発見するバイオスタートアップの星です。昨年末に、古巣のイルミナという会社が、創業5年にして約8000億円で買収すると発表しました。
仕組みは、がん細胞特有のDNAの断片を、機械学習によってトレーニングしたアルゴリズムで、見つけ出すというもの。10万人の臨床試験を続けてきており、先月に初めてプロダクトを市場に投入しました。
日本語でほとんどニュースになってませんが、一見の価値あります。幹細胞治療でも注目されているマイクロRNA入りのエクソソームはガン幹細胞からも放出されており転移先の環境整備のために使われているようでこの辺を血液中から検出できればガン発症前に対策することも可能だ
父をがんで亡くし、母もがんの手術をしている身からすると、「命に関わる事テクノロジーだから魔法みたい語ることはしない」は響きます。
ちなみに、何か違和感があり、検査や生検をしたが何も無く、でも心配で別の所、また別の所で検査したら、がんがあった!というのが母のケースです。
定期的な検査と、違和感あればほっとかないが大切。
宿敵の「がん」の早期発見、治療のテクノロジー、さらに発展し多くの悲しみがなくなりますように。