景気は基調として持ち直し、コロナ収束すれば前向きの循環へ=日銀総裁
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日本が使うmRNAワクチンで接種率が4割を超えると感染状況が大きく改善し、5~6割に達すれば欧米の様子から見て活動の本格的な再開が期待されますから「当面の経済活動水準は対面型サービスを中心にコロナ前に比べて低めで推移するものの、その影響が収束していけば」残業代もボーナスも居酒屋等の個人事業主の利益も増えて「所得から支出への前向きの循環メカニズムが強まる」のは日銀総裁ならずとも大いに期待するところでしょう。ただ「携帯電話通信料の引き下げ」といった消費者を楽にする「一時的な要因が剥落すれば」、「エネルギー価格の上昇」などで物価が「徐々に上昇率を高めていく」のは庶民にとってありがたい話ではありません。そうした要因で仮にインフレ率が目標とする2%以上に上がっても、物価の上昇率を超えてベース賃金がどんどん上がる状況ではないですから、庶民の生活は苦しくなるばかりです、たぶん。
「必要があれば躊躇(ちゅうちょ)なく追加的な金融緩和措置を講じる」と言い続けるしかない状況であることは間違いなさそうですが、これも随分長い間聞き続けた言葉です。金融政策にどこまで期待を寄せていいものなのか、少なからず疑問を感じる昨今です f^^;今のペースでワクチン接種が進めば、今年度前半中には感染者数減少に必要な接種率四割越えそうですから、ワクチン効かない変異株とかが出てこなければ、年度後半には好循環が期待できるかもしれませんね。