中国企業の米国上場スキーム
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注目のコメント
早速個人情報を違法に収集していたとして処分されたDIDIですが、そのストラクチャーを見ると極めて複雑に。
持分変動事業体(VIE:Variable Interest Entities)の会計基準が米国会計基準には存在しますが、監査人時代、基準を読んで何を言っているか分かりませんでした。しかし、アリババや今回のDIDIを事例をケーススタディーとして考えると、この基準がどういうことをもめているか、ようやく見えてきました。
ケイマン諸島やバミューダなどのタックスヘイブンを絡めてなぜこんなに複雑な資本体系にしているのか、よくわかっていませんでしたが、節税メリットや優先株の利用等、本当によく検討されたスキームだな、と感心しています。香港に上場している企業も実はケイマン登記、というのはありふれていますが、事情はこのような感じなのですね。親子孫上場みたいなのもあって複雑です。