都議選 自民・公明で過半数に届かないこと確実に
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東京UPDATEの都議選特番をご覧いただいた皆様、ありがとうございました。
「勝者がいない選挙」
自民党は、第一党とはいえ狙ったほど伸びず(25→33)、都ファは議席を減らし(45→31)、立民は増とはいえ、前回が少ない(8→15)。公明は同数(23)、共産は微増(18→19)
小池知事は大きな存在感を示しましたが、都ファも自公も過半数ではなく、今後、各所に配慮した都政運営を求められます。コロナ対策や五輪等もあり、自公政権と対立することもプラスではない、とお考えでしょう
投票率が、かなり低い(42.39%)
投票に行かないのは、①政治に関心が低い、②都政・国政に失望しているが、一方、他党や候補者にもいいと思う人がいない、(③コロナや雨で出かけたくない)
与野党ともに、②の「無言の抵抗」の意味を、重く受けとめる必要があると思います
野党共闘は一定の結果が出ましたが、小選挙区制の衆院選でこれをやられると与党候補者は本当にキツいんです
コロナ感染再拡大で、東京の新規感染者と療養者数は、既にステージ4ですが、新規感染者の6割が30代以下で、以前に比し高齢者の割合が低く(5.4%)、病床にはまだ余裕があり、重症者・死者数も増えてはいません。ただし変異株や五輪の影響が、今後どのように出てくるか、心配です
今回の結果は、政権のコロナ対策や五輪への民意を反映しています。したがって、五輪を「開催はするけれど、無観客」等、国民感情に誠実に対処しないと、大変なことになるということかと
選挙前「自公で過半数の見込み」と報道されました。(※私は、最近の世論の反応を見れば、そんなことないんじゃないか、とは思っていましたが)。この報道は、自民党にとっては、全くの逆効果でした
これは“選挙あるある”ですが、事前に「かなり勝つ」と報道されると、支持層に「じゃあ、自分は投票に行かなくてもいいや」という人が出るのと、浮動票に「今回入れようと思ってたけど、別の人に投票しよう」という人が出るので、どの選挙でも、事前報道は少し厳しめくらいがよい、と言われています
コロナ対策始め、国も地方も、政治も行政も、現場で携わる方々も、大変なご苦労が続いています。その場所を経験し、そして離れてしまった今の自分は、批判ではなく、政策と現場や民意をつなぐ建設的なことを、言うようにしたい、と願っています
注目のコメント
国政の自公政権へのコロナ批判票が、都民ファーストや立憲民主、共産へ流れたとみられます。公明は「全員当選」が厳しいとみていましたが、最終的に23人全員当選を今回も果たしました。一方、自民は第一党に返り咲きましたが、事前の予測より伸びませんでした。自公ともに組織選挙のあり方が問われる、分岐点のような選挙になったと思います。
秋の総選挙へ向けて、自公と小池知事の関係性が焦点になりそうです。その意味では、都議会での自・公・都民ファースト3者の立ち位置がどうなるかにも注目したいです。選挙権持ってはじめて出口調査されました。約26000人との事なので凄い確率ですよね。
選挙結果は思ったよりも都民ファが検討していますが、その理由はこの辺でしょうか。
出口調査
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210704/k10013119541000.html?utm_int=detail_contents_news-related_003
"小池知事の都政運営について聞いたところ、
▼「評価する」が64%、
▼「評価しない」が36%でした。
菅内閣を支持するかどうか聞いたところ、
▼「支持する」が39%、
▼「支持しない」が61%でした。"